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サケ・マス通信ブログ - 輸出・輸入のエントリ

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水産レポート > 輸出・輸入 ロシア極東太平洋サケ・マス今期漁獲量35万トンを勧告 2014/04/04 8:52 am

ロシア極東サケ・マス今期漁獲量35万トン勧告

 ロシア・サハリン発の情報によると、2014年漁期のロシア極東地域における太平洋サケ・マス漁獲量が35万1000トンと科学研究機関により勧告された。

 このうちサハリン州での生産量はスポーツフィッシングなどの遊漁で獲られるものを含めて約14万トンになる見通しとなっており、漁業区別でみると東サハリン漁業区が9万6600トンで最も大きく、次いで南クリール漁業区が3万6400トンと続くと予想されている。その大部分はカラフトマスとシロザケで占めらるが、北クリール漁業区で900トンのベニザケと少量のマスノスケ、同漁業区と東サハリン漁業区において300トンのギンザケの生産が見込まれている。

 昨年の極東ロシア太平洋地区のサケ・マス生産はほぼ終漁となる10月末時点で総計39万トンとなり、うちサハリン州での漁獲は半数強に当たる21万トンに上った。内訳はカラフトマスが18万3000トン、シロザケが2万1000トンとなっている。
 【道機船連提供ロシア漁業ニュースから】

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水産レポート > 輸出・輸入 サケ輸出 円安背景に端境期も好調継続 2013/09/03 9:43 am

円安背景に端境期も好調継続

7月のサケ輸出実績

 通関統計に基づく7月のサケ輸出実績は単月2893トン、6億3521万円となり、円安を背景に前年同月に比べて数量で4.5倍、金額で3倍と好調に推移している。サケ漁不振に伴う製品相場高騰に加えて原発風評、円高などここ2年は逆風が強く不調だった輸出だが、今年は健闘が目立ち、端境期に入っても数字的には大きな落ち込みなく搬出されている。

 単月実績を国別にみると、主力の中国向けが2105トンとまとまり前年同月の10倍を記録。このほかベトナム向けも459トンと倍増。タイ向けも178トンとほぼ前年並みの水準を維持した。これで累計実績は1万3539トン、30億5284万円となり、数量で8割、金額で2割それぞれ増加。中国向けは8837トン、ベトナム向けも2395トンとそれぞれ前年同期の2倍を記録するなど復調振りが顕著となっている。
 (週刊サケ・マス通信9月3日配信号に掲載)

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水産レポート > 輸出・輸入 今期秋サケ輸出 過去にない特殊状況下でどう動くか 2011/08/26 12:00 pm

今期秋サケ輸出

過去にない特殊状況下でどう動くか


-厳しい来遊見通し-低水準在庫-放射性物質問題-超円高-

不透明感強める、各要因のせめぎ合い





総来遊は過去10年で2番目に低かった前年並みか

さけます・内水試が算定した今期当初予想来遊数は全道で4100万尾。
平成20年に次いで過去10ヵ年で2番目に低かった前年実績並みの低位の来遊が推定されており、高位継続が予想されるオホーツク海区を除けば、えりも以東を主体に今期も全般に厳しい来遊が想定されている。

昨年の不漁に加えて震災に伴う三陸方面の在庫喪失により、原料については親子ともにショート感が強く、在庫水準は極めて低い状況。
ヒネ物が少なく、さらに三陸方面を含めて今期生産に一部不安の残る中での漁期入りとなるため、消流に目を向けると通常年であれば過熱スタートが警戒されるようなシーズンだ。


しかし、震災と原発事故による放射性物質問題が今期を単なる「無い物高」の年ではなくしており、ドレス製品ベースで年間5〜6万トン、実に全生産量の半分に近い割合を占めるまでに成長した輸出の行方が最大の懸案事項となる。
国内価格の底支えとなっているのは当然ながら、天然魚として欧州での需要も年々高まりをみせており、現状では日本・中国の需給双方にとって欠くことのできない大きな商材だ。



超円高、各種証書手続きなど輸出に強い逆風

震災後一時は再開に至ったものの、汚染牛の流通問題によって中国政府側の規制緩和の保留が一部で伝えられるなど、依然として予断を許さない情勢が続く。
ただ、安全証明書添付による輸出に道筋が付いたことに加えて中国サイドの加工意欲についても例年並みにおう盛と伝えられている情勢を考えれば、長期間の輸出停滞は考えにくい。

楽観的に見れば、今後沈静化に向かい今期も10月上旬の中国の祭事「国慶節」以降輸出が活性化するものと期待される。
輸出の本格化時期がずれ込めばずれこむほど、商社筋にとっては在庫のリスクと経費がかさんで痛手となる。
各種証書手続きや検査などに伴う経費増とタイムロスなども重たくのしかかり、これに浜値の高騰が加われば「白旗」を挙げざるを得ない情勢も予想される。
見方によっては放射能問題よりも大きなネックとなりそうなのが「超円高」で、輸出業者にとって今期は特に厳しい商売を余儀なくされそうな状況にある。
関係者は「輸出が停滞して今後サンマ、イカが豊漁となれば冷凍庫のバッティング問題が出てくる。中国側の規制が長引けばベトナム、タイ向けの輸出が増えるかもしれない」と話している。

(週刊サケ・マス通信 2011.08/26配信号に掲載)

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水産レポート > 輸出・輸入 約3ヵ月ぶりにサケ中国輸出が再開 2011/08/05 1:55 pm

 約3ヵ月ぶりにサケ中国輸出が再開

3月11日に発生した東日本大震災と福島原発事故の影響で3月以来ストップしていた中国向けのサケ輸出が6月実績分から約3ヵ月ぶりに再開された。

財務省公表の通関統計に基づく6月のサケ輸出実績によると、昨シーズンの生産が振るわず在庫が少ないこと、さらに新物前の端境期ということもあって総輸出数量・金額は485トン、1億4000万円の実績と前年同期に比べて3分の1〜4分の1程度の水準。
約6割に当たる300トン強が日本企業の委託工場の多いベトナム向けで、主力の中国向けはわずか23トンにとどまったが、震災以降では初の実績を記録した。


これで1〜7月の累計年間実績は6548トン、18億1052万円となり、在庫の少なさと主力となる中国向けが止まっていたことなどを背景に多かった前年同期の3割程度の水準に落ち込んでいる。

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水産レポート > 輸出・輸入 サケ輸出実績4月分 主力の中国向けが初のゼロ搬出に 2011/06/07 6:00 am

貿易統計 4月サケ輸出実績

主力の中国向け 初のゼロ搬出に


1-4月累計で前年3分の1の水準


貿易統計に基づく4月サケ輸出実績は単月で1000トン台を維持した前月から大幅に縮小し、183トンと極めて少ない水準に落ち込んだ。

昨年の秋サケの水揚げが一部を除き全般に不振となったことで年明けの搬出ペースは例年に比べて少ない水準だったが、3月の東日本大震災に伴う原発事故の影響を受けて中国向けが統計開始以来始めてゼロとなったのが大幅減の要因で、今後の新漁に向けて風評被害が懸念される状況。

4月の搬出は日本商社などの委託加工がメインとなるベトナム、タイが主体となった。
前年同月は5000トン台を記録しており、これに比べるとわずか30分の1のレベル。
1〜4月の累計実績は5500トンで、一昨年の好漁を反映して多かった前年同期の1万7600トンに比べると3分の1の水準と振るわない。

(週刊サケ・マス通信 2011.06/03配信号に掲載)

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水産レポート > 輸出・輸入 サケ・マス類輸入実績4月分 単価の高値傾向が顕著に 2011/06/03 10:00 pm

4月のサケ・マス類輸入
単価の高値傾向が顕著に


チリ産ギン、トラウト主体に累計10万トンの大台超え



財務省通関統計に基づく4月のサケ・マス類輸入実績は2万6772トン、166億9659万円となり、前年同月に比べて数量で2割、金額で3割それぞれ増加した(下表)。
実績の大部分がチリからの搬入で、内訳は冷凍ギン1万2000トンを筆頭にトラウト6500トン、フィレ製品5200トンなど。これで本年1〜4月の累計実績は10万8473トン、634億3880万円となり、前年同期に比べて数量、金額ともに約2割増え、数量では大台の10万トンを超えた。





















昨年やや少ない水準で推移していたチリ産のギン、トラウトが復調傾向をみせているのが主な増加要因で、品目別の内訳は冷凍ギンが6万トン、同トラウトが1万8000トン、フィレが1万7000トン、生鮮・冷蔵アトランティックが7000トンなど。
ノルウェー産のアトランを除き大半がチリ産で占められる。
昨年から続く高単価傾向がより顕著となっており、単価は主力のギンで400円台半ば、トラウトで500円台半ば、ノルウェー産生アトランは1割高の800円台など、顕著な高値が続いている。



卵はスジコの単月搬入ゼロ、イクラは累計200トン突破

卵製品は、これまで主力だったデンマーク産が小休止となりスジコの搬入は4月期ゼロで累計約500トンの実績。前年同期に比べて数量、金額ともに2割減。イクラは米国産主体に累計200トン超えとなっており、前年同期に比べて数量で6割、金額で2倍強と復調傾向をたどっている。


(週刊サケ・マス通信 2011.06/03配信号に掲載)

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水産レポート > 輸出・輸入 3月のサケ輸出実績 前年同月の3分の1に激減 2011/05/19 3:00 pm

財務省貿易統計 3月のサケ輸出実績

前年同月の3分の1に激減


震災で東北方面からの搬出ストップも影響

財務省貿易統計に基づく本年3月の秋サケ輸出実績は1404トン、3億9573万円にとどまり、単月で5000トン近い搬出があった前年同月に比べて3分の1程度の水準となった。
昨シーズンの秋サケ漁がオホーツク海を除いて全般に不振となり、特に年明け後は近年でも最も少ない水準が続いていたが、震災の影響で東北方面の業者からの搬出がほぼストップ状態となり、原発事故による風評被害などの余波もあって大きく縮小に向かったものとみられる。
これで1〜3月の累計実績は5332トン、14億8691万円の実績で、うち主力の中国向けが4134トン、11億7400万円でほぼ8割を占めている。
年明け後も順調な搬出が続き、3ヵ月の累計で1万トンを大きく超える近年最多ペースとなっていた前年同期に比べると数量、金額ともにほぼ半減となった。

輸入はチリ銀の増加で累計前年比2割増に

一方、3月のサケ・マス類の輸入は前半戦の主力となるチリ産養ギンを中心に単月で約1万6000トン、103億円の実績となった。
前年同月に比べると数量で3000トンほど少ない水準。ただ、累計では5万トンに近い水準にまで伸ばしてきた冷ギンが3割近く増加したことで全体では数量、金額ともに前年比2割増となっている。
同じくチリ産主力のトラウトは1割増、フィレはほぼ前年並み。卵製品では筋子が2割少ない水準、昨年搬入が鈍かったイクラはまだ低位ながら前年比大幅増とした。















(週刊サケ・マス通信 2011.05/13配信号に掲載)

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水産レポート > 輸出・輸入 5万トンの大台突破が確実な情勢に 秋サケ輸出 2010/12/17 8:30 am

10月単月で前年比4割増の1万9000トン

秋サケ輸出

年間累計では5万トンの大台確実に





財務省貿易統計に基づく今年10月の秋サケ輸出実績は、主力の中国向けを主体に搬出盛期に入ったことで大きく拡大、単月で1万9160トンと前年同月を約4割上回る高水準の搬出を記録した。

新物スタートとなった9月は走りの低調な水揚げ動向を反映して1000トンを割り込む近年最低レベルの搬出となったが、水揚げの拡大に伴い輸出数量も一気に上向いた形。
ただ、順調な水揚げが続いたことでこの後も年末まで安定的に搬出された昨年の動向とは違い、今期は水揚げの減少とフィレ価格の高値、さらに急速な円高基調に見舞われるなど輸出環境は大きく悪化しているため、今後の搬出レベルは大幅な後退も予想される情勢だ。
年間の累計実績では昨シーズン物の年明け搬出分が好調に推移したこともあって、あと2カ月を残す10月末段階ながら4万トン台半ばに付けており、円高に伴う逆風が吹く中ながら本年は5万トンの大台突破が確実な状況となっている。


輸出キロ平均単価は310円と前年比13%アップ


10月単月の輸出実績の内訳は主力の中国向けが1万7715トンで全体の9割を占め、残るタイ向けが1021トン、ベトナム、南アフリカへ200トン弱などが主だったところ。
日本商社筋の委託加工が大半を占め、製品が日本へ再輸出されるタイ、ベトナム向け以外、中国向けの大半は製品化され欧米へ向かう。
単価は309円で、前年同期の274円に比べて13%アップ。今シーズン9月下旬からの水揚げ復調に伴って一気に搬出が本格化した格好だが、最悪のタイミングで円高が直撃。大部分が為替差損をかぶりながらの契約消化を余儀なくされていると思われる。








先行の北海道地区は10月半ば以降一部地区を除いて急速に水揚げが縮小し前年比2割減でほぼ終漁、続く岩手県も盛期に入り復調も減産傾向が避けられない状況となっており、今後輸出が大きく伸びる環境にはないため、11月以降の搬出実績が注目される情勢だ。

ただ、昨シーズンの順調な秋サケ水揚げと搬出状況を反映して年間の累計実績は好調を持続しており、10月末段階で数量4万4389トン(前年同期比37%増)、金額117億円(同比50%増)と、平成20年の水揚げ不振で落ち込んでいた前年同期をいずれも大きく上回っている=上表参照=。近年の一応の目安となる年間5万トンまで約5000トン水準に迫っており、残る11、12月と2カ月を残す情勢のため達成は確実な情勢となっている。


サケ・マス類輸入は6%減の累計19万トンに


一方、サケ・マス類輸入実績は10月末時点で前年比6%減の18万9779トンとなった。
チリ産中心の冷凍ギン、トラウトの減少が目立つものの、北米、ロシア産主体の冷ベニが前年比2割増と健闘をみせ、前年対比では若干ながら減少幅を縮小した。
単価は依然として高値傾向を持続し前年比1割高の600円台を付ける。
卵製品はスジコ、イクラともに前年同期を大きく下回る水準にとどまっている。



(週刊サケ・マス通信 2010.12/10掲載)

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水産レポート > 輸出・輸入 9月のサケ輸出 過去最低水準に落ち込む 2010/11/05 1:30 pm

9月のサケ輸出 前年比4割減の980トン 貿易統計

不漁に円高追い討ちで過去最低

数量で4割、金額では3割に縮小


財務省貿易統計に基づく9月サケ輸出実績は数量で980トン、金額で2億6000万円となり、前年同月に比べて数量で4割、金額で3割と大幅に縮小した。
異常高水温の影響で道内の序盤の水揚げが振るわなかったことに加えて、今年9月から始まった15年ぶりとなる極端な円高基調の影響をまともに受けた格好で、通関時の輸出ドレス平均価格もキロ265円と4年ぶりの高値に。
新物の搬出がスタートとなる9月の実績が1000トンを割り込むのは、過去10年でも例がなく過去最低の水準。
昨シーズン復調傾向に転じたサケ輸出だが、今期については環境が整わないことなどから再び大きく低迷しそうな情勢だ。


輸出ドレス 4年ぶりの高値水準

平均価格は265円

この時期の秋サケ輸出は通年、新物と前年の在庫分が混在する形となるが、今期については昨年の強い引き合いなどから在庫は払しょくしており、ほぼ全量がドレス加工された新物とみられる。

今年9月の道内サケ水揚げは、高水温の影響で漁期スタートとなった8月下旬から9月半ばにかけてのほぼ1カ月間、漁は伸び悩み低調な出足に。
こうした状況に追い討ちをかけるように9月半ばからは急激な円高が進行し、一時は東京外国為替市場の円相場が1ドル81円台にまで上昇。輸出ドレスを扱う商社筋は、為替の差損をかぶりながらの契約消化を余儀なくされる厳しい情勢に陥っている。
9月単月で1000トンの大台を割り込むのは2002年の統計開始以降初めてで、近年にない逆風下での輸出環境を反映。キロ単価についても19年以降上昇傾向にある中、前年より1割ほど高い265円と4年前シーズンの275円に肉薄する高値を形成している。
搬出内訳は主力の中国向けが全体の約8割を占め752トンとなっており、このほか日本商社の委託加工場分が大部分を占めるタイに225トンが輸出されている。


今期輸出、大きく減少の公算か


今年22年1〜9月の累計実績は2万5229トンで前年同期比3割増。昨年は一昨年の不漁と高値が影響して年明けの搬出が伸びなかったが、昨シーズンの順調な水揚げに伴い9月以降伸長し最終的には5万トン台半ばの搬出を記録した。
今年に関しては水揚げの減少と円高に伴い今後の搬出が大きく伸びる要素がなく、前年の年明け搬出分の2万トン強がすでに搬出されてはいるものの、前年同様のペースでの伸びが期待できる環境になく、大きく減少に転じる公算が強い。


(週刊サケ・マス通信 2010. 11/02配信号に掲載)

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水産レポート > 輸出・輸入 今期の秋サケ輸出 再び大きく後退か 2010/10/29 12:00 pm

円高直撃 秋サケ輸出に暗雲


低調な水揚げで中国向け輸出ドレス高騰



水揚げが予想以上に伸びず、急激な円高が直撃―。今期の秋サケ輸出に暗雲が立ち込めている。
ロシア、北米など主力産地で生産量が伸びず、加工原料として全世界的に強いタイト感が漂う中、大きな期待が持たれた道産秋サケが例年を下回る水揚げとなったことで中国向け輸出ドレス価格が高騰、加えて急激な円高が直撃し、商社・加工筋は大打撃を受けている。

当初契約分は逆ザヤ価格での搬出を余儀なくされており、昨シーズンの復調から一転、低調な水揚げ状況も手伝って今期の秋サケ輸出は再び大きく後退する公算が強まっている。


「救世主」となるはずの秋サケが…

当初契約分は逆ザヤ販売余儀なく

秋サケ輸出大手のある商社によると、同社の今期秋サケ輸出は当初契約分として扱うドレス製品約5000トンで打ち止めせざるを得ない情勢で「救世主となるはずだった秋サケが追い討ちをかける存在になってしまった」と話す。
昨年大豊漁となったロシアのマスを筆頭に今期はチャムも少なく、サケ・マス原料が世界的にショートする中で始まった秋サケ漁だが、高水温の影響により当初は来遊が振るわず、9月下旬からは一気に上向いたもののその後は期待されたほどの盛り上がりがなく終盤戦へ。
盛漁期には浜値も一時落ち着いたものの、今度は15年ぶりとなる極端な円高が直撃。
加工・商社ら流通筋は為替相場による差損を強いられながらの商売とになり、当初契約分の搬出については完全な逆ザヤ販売に。昨年、キロ3.5ドルだった道産秋サケは今期3.8ドルでスタートしその後4.2ドルに上昇。トン換算で400ドルも高い水準にまで跳ね上がった。

通常時であればドレスで年間1万トンほどを輸出する同社も「水揚げ不振と円高のダブルパンチ。現状サケ・マスに関しては全世界的に後ろ向きの商売となっている。高い物には手を付けられず、先行の契約分のみで今期は撤収せざるを得ない」と、同社の搬出も前年から一気に半減となりそうな情勢だ。
ただ、浜にとっては漁が少なかったことが逆に救いになったとも指摘。「仮に潤沢に水揚げが続けば輸出向けドレスの為替損を浜値に転化する動きが強まり、必要以上に浜値が下落した可能性もあった」と話す。

21年度産秋サケは期別で6万トンを超え復調した輸出だが、今期については水揚げの減少と円高の余波で再び大幅な縮小傾向に転じることになりそうだ。

(週刊サケ・マス通信 2010.10/26配信号に掲載)

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