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水産レポート > イベント 6月5、6日の2日間 札幌でトキシラズ祭り 2014/05/15 10:46 am
6月5、6日の2日間
札幌でトキシラズ祭り
ねむろ水産普及協「まるごと根室」が販促イベント
ねむろ水産物普及推進協議会「まるごと根室」(長谷川俊輔会長)は、来月5、6日の2日間、札幌市中央区の道庁赤れんが庁舎前で「ねむろ産直ときしらず祭り」を開催する。両日ともに午前10時からの開催で、その場での炭火焼の提供などで旬を迎えた道東産トキサケの美味しさを札幌市民や観光客に向けて大々的にPRする。
同協議会ではこれまで、もう1つの主力産品となるサンマをメインにPR活動を実施し好評を得てきた。今年からは夏〜秋のサンマに加えて春のトキシラズについてもPR活動を展開して、その美味しさを知ってもらおうと初めて企画したもの。
当日は、うまみを凝縮した炭火焼トキシラズ2000食の限定販売や塩焼きに限らずバター焼き、チャンチャン焼きでも美味しくいただける切身販売をはじめ、その他根室特産品の販売を行うほか、観光パンフを配布して旬の根室をアピールする。
札幌でトキシラズ祭り
ねむろ水産普及協「まるごと根室」が販促イベント
ねむろ水産物普及推進協議会「まるごと根室」(長谷川俊輔会長)は、来月5、6日の2日間、札幌市中央区の道庁赤れんが庁舎前で「ねむろ産直ときしらず祭り」を開催する。両日ともに午前10時からの開催で、その場での炭火焼の提供などで旬を迎えた道東産トキサケの美味しさを札幌市民や観光客に向けて大々的にPRする。
同協議会ではこれまで、もう1つの主力産品となるサンマをメインにPR活動を実施し好評を得てきた。今年からは夏〜秋のサンマに加えて春のトキシラズについてもPR活動を展開して、その美味しさを知ってもらおうと初めて企画したもの。
当日は、うまみを凝縮した炭火焼トキシラズ2000食の限定販売や塩焼きに限らずバター焼き、チャンチャン焼きでも美味しくいただける切身販売をはじめ、その他根室特産品の販売を行うほか、観光パンフを配布して旬の根室をアピールする。
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水産レポート > イベント 出羽山形のサケを愛した戦国武将 主君・最上義光と重臣・鮭延秀綱 2014/02/06 9:13 am
出羽山形のサケを愛した戦国武将 主君・最上義光と重臣・鮭延秀綱
南北朝時代からの旧名「鮭延郷」
<2013.1.25日号特集記事>
鮭川村を含む山形県北部の最上地方には「サケ」の付く地名が多いことでも知られている。最上川に平安期からあったとされる河川物流の拠点・川船の駅(水駅)の1つが「佐芸(サケ)の駅」と呼ばれていたことで知られるほか、鮭川の北に位置する真室には中世・南北朝時代からみられる旧名として「鮭延郷」(さけのべ・鮭登とも)がある。
この「鮭延」の名は、戦国時代に知略の将として有名な大名・最上義光(よしあき)の家臣として活躍した鮭延秀綱が名乗ったことで知られる。鮭延氏は当初、佐々木氏を名乗り、現在の鮭川村南に位置する戸沢村、鮭川と最上川が交わる辺りを拠点に小野寺氏に仕えていたが、秀綱の父・貞綱の代の16世紀半ばに西から大宝寺武藤氏の侵攻を受けて真室に退き、同地で鮭延城を築城。この頃に地名にならって「鮭延」と名乗るようになったという。
秀綱の代、天正年間に入ると今度は南の最上氏が勢力を拡大し同地への圧力を強めるようになる。間もなく降伏を余儀なくされるが、その後は配下の将として最上躍進に多大な貢献を果たし、義光の厚い信頼を得るまでに。最上領北部の守護として地の利を生かした外交戦略などが高く評価されているほか、関が原の戦いに呼応した上杉軍との衝突では、敵将・直江兼続にその武勇を称えられるほどの奮闘をみせ、戦後に最上氏が出羽57万石に封じられると秀綱には真室城1万1500石が与えられた。
重臣としての地位を不動のものとした鮭延氏だが、江戸時代初期に起こった主君・最上氏の家督騒動に伴う改易により、佐倉藩(現在の千葉県佐倉市)の土井氏預かりとされる。1630年代に入ると今度は土井氏の転封により古河(現在の千葉県古河市)へ。秀綱は同地で間もなく他界、同地には家臣が菩提を弔うために建立した「鮭延寺」(けいえんじ)が現存している。鮭延氏が改名した本当の理由は分からないが、特に食糧事情が厳しかったであろう当時、無数のサケがそ上する恵み溢れる豊かな鮭川に魅せられたのが理由の1つかもしれない。
義光はサケを欲して領土拡大?
鮭延氏が仕えた最上氏は南北朝時代に出羽に入った元々名家だったが、次第に周辺から侵食を受けるようになり、1500年代に入るころには伊達氏の傘下に入るほど衰退。16世紀後半、名将・義光=写真=の代になって戦国大名として復興を果たす。体躯に恵まれた勇将だった一方で知略・謀略を駆使する頭脳派としても知られ、ついには出羽57万石を治める大大名にまで出世した。
伊達政宗の叔父に当たる義光だが、彼は無類のサケ好きだったと伝えられる。サケを贈られたことに対する礼状が多く残っているほか、徳川家康を筆頭に貢物やお礼品として特産の塩サケを贈ることが多かったようだ。越後の上杉氏と庄内を巡り領土争いを繰り広げたのもサケが欲しかったからとか。豊富に水揚げされるサケをはじめとする海産物は、当時としてはかなり貴重な食糧物資だったはず。「サケ好き」の逸話は少々一人歩きしている感はあるものの、サケが現在では考えられないほど貴重で重要な特産品の1つだったことをうかがい知るエピソードとも言えそうだ。
【取材協力=鮭川村地域おこし協力隊・青西靖夫様 参考=最上義光歴史館、山形県鮭川村の暮らしとうまいもん・地域おこし協力隊隊員ブログ、マルハニチロ・サーモンミュージアム】
関連記事:本州内陸の地に残る独自の塩引き「鮭の新切り」
南北朝時代からの旧名「鮭延郷」
<2013.1.25日号特集記事>
鮭川村を含む山形県北部の最上地方には「サケ」の付く地名が多いことでも知られている。最上川に平安期からあったとされる河川物流の拠点・川船の駅(水駅)の1つが「佐芸(サケ)の駅」と呼ばれていたことで知られるほか、鮭川の北に位置する真室には中世・南北朝時代からみられる旧名として「鮭延郷」(さけのべ・鮭登とも)がある。
この「鮭延」の名は、戦国時代に知略の将として有名な大名・最上義光(よしあき)の家臣として活躍した鮭延秀綱が名乗ったことで知られる。鮭延氏は当初、佐々木氏を名乗り、現在の鮭川村南に位置する戸沢村、鮭川と最上川が交わる辺りを拠点に小野寺氏に仕えていたが、秀綱の父・貞綱の代の16世紀半ばに西から大宝寺武藤氏の侵攻を受けて真室に退き、同地で鮭延城を築城。この頃に地名にならって「鮭延」と名乗るようになったという。
秀綱の代、天正年間に入ると今度は南の最上氏が勢力を拡大し同地への圧力を強めるようになる。間もなく降伏を余儀なくされるが、その後は配下の将として最上躍進に多大な貢献を果たし、義光の厚い信頼を得るまでに。最上領北部の守護として地の利を生かした外交戦略などが高く評価されているほか、関が原の戦いに呼応した上杉軍との衝突では、敵将・直江兼続にその武勇を称えられるほどの奮闘をみせ、戦後に最上氏が出羽57万石に封じられると秀綱には真室城1万1500石が与えられた。
重臣としての地位を不動のものとした鮭延氏だが、江戸時代初期に起こった主君・最上氏の家督騒動に伴う改易により、佐倉藩(現在の千葉県佐倉市)の土井氏預かりとされる。1630年代に入ると今度は土井氏の転封により古河(現在の千葉県古河市)へ。秀綱は同地で間もなく他界、同地には家臣が菩提を弔うために建立した「鮭延寺」(けいえんじ)が現存している。鮭延氏が改名した本当の理由は分からないが、特に食糧事情が厳しかったであろう当時、無数のサケがそ上する恵み溢れる豊かな鮭川に魅せられたのが理由の1つかもしれない。
義光はサケを欲して領土拡大?

伊達政宗の叔父に当たる義光だが、彼は無類のサケ好きだったと伝えられる。サケを贈られたことに対する礼状が多く残っているほか、徳川家康を筆頭に貢物やお礼品として特産の塩サケを贈ることが多かったようだ。越後の上杉氏と庄内を巡り領土争いを繰り広げたのもサケが欲しかったからとか。豊富に水揚げされるサケをはじめとする海産物は、当時としてはかなり貴重な食糧物資だったはず。「サケ好き」の逸話は少々一人歩きしている感はあるものの、サケが現在では考えられないほど貴重で重要な特産品の1つだったことをうかがい知るエピソードとも言えそうだ。
【取材協力=鮭川村地域おこし協力隊・青西靖夫様 参考=最上義光歴史館、山形県鮭川村の暮らしとうまいもん・地域おこし協力隊隊員ブログ、マルハニチロ・サーモンミュージアム】
関連記事:本州内陸の地に残る独自の塩引き「鮭の新切り」
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水産レポート > イベント 本州内陸の地に残る独自の塩引き「鮭の新切り」 2014/01/28 3:10 pm
本州内陸の地に残る独自の塩引き「鮭の新切り」
後世へ食文化の伝統を継承 取り組みも盛んに
【特集・山形県鮭川村伝統のサケ文化】
<2013.1.25日号特集記事>
「鮭の新切り」という言葉を聞いた事があるでしょうか? これは山形県北部に位置する鮭川村で伝統的に食されている塩引きサケのことなのですが、読み方がユニークで「鮭」は「サケ」とはそのまま読まず、「よ」もしくは「よう」、さらに「新切り」は「ずんぎり」「じんぎり」となります。そのままひらがな表記すると「ようのじんぎり」。塩引きのサケが現地ではなぜこう呼ばれているのでしょう。最上川の支流で村名の由来ともなった清流・鮭川周辺には、この「ようのじんぎり」に代表される独特なサケの食文化や伝統漁法が残っており、後世に伝える様々な取り組みも盛んなようです。今週はやや趣向を変えて「魚の名前学特別編・山形県鮭川村のサケ文化」を特集します。
鮭川村は山形県北部・最上地方に位置する自然豊かな村で、名前は最上川の支流となる村内に流れる鮭川にちなんだもの。この鮭川は古来から多数の秋サケがそ上する河川として知られるほか、アユやイワナなどの川魚が棲む国内有数の清流としても広く著名。漁業が盛んな酒田市と西側で隣接するものの、海とは直接面していない同地で独自の魚食文化が長らく守られてきたのは、サケが時期ともなれば群をなして上流までそ上し、内陸の人たちにも大きな恵みをもたらす存在の魚種だからこそと想像できる。特に食糧事情が厳しかった一昔前までは冬を越すための保存食としても大変貴重なものだった。
この鮭川村周辺に残るサケの伝統食が「ようのじんぎり」。日本海から最上川〜鮭川と60キロ余りをそ上してきたサケを漁獲後に内臓を除去、10日以上塩漬けし、水洗い後に熟成のために寒風にさらす言わば寒干しで、民家の軒先から吊るされる光景が同地の冬の風物詩ともなっている。特徴的なのが熟成期間の長さで、1カ月半から最長2カ月もの期間を熟成に当てることでゆっくりとうま味を濃縮、濃厚な味わいを引き出す。同じ本州日本海側で知名度の高い新潟県村上の伝統的な塩引きサケと比べても2倍近い期間を熟成に当てるのが大きな違いで、焼いて良し、煮ても良しの昔懐かしい家庭の味に仕上がる。
「新切り」の名前の由来は刻み煙草入れとキセルから?
この寒風干しされた塩サケがなぜ現地で「ようのじんぎり」と呼ばれるのか? 現地の方言でサケのことを「ヨウ」もしくは「ヨオ」「ヨ」と呼ぶ。この語源は魚全般のことを指す「ウオ」と推測されており、これが「イオ」→「オ」→「ヨオ」「ヨ」「ヨウ」と変化したと考えられている。先に触れた新潟県村上周辺ではサケのことを「イヨボヤ」(「イヨ」も「ボヤ」も魚を表す重ね言葉。「魚の中の魚」という意味でサケを非常に大切にした)と呼ぶのとルーツ的に同じと考えられている。また、一昔前まではそ上するサケがとても多く、産卵場を目指してワサワサと寄って来る姿が「異様」な光景だったので「イヨウ」→「ヨウ」と呼ぶようになったという逸話もある。
では「新切り」(じんぎり)の由来はというと、これがはっきりしないようだ。ただ、この辺りで「じんぎり」「ずんぎり」と言えば、刻み煙草入れの事を指す。今では目にする機会は少ないが、刻み煙草入れとキセルが短い組ひもで対に結ばれている形が干しているサケの容姿に似ていることにちなんで――という説があることから、現在では腹を開いて1尾づつ頭を下にして吊るすのが一般的ながら、昔は2尾対にして吊っていた時代があったのかもしれない。
教室開催し、楽しく美味しくつくり方を村民に伝授
どの地域にとっても同様だろうが、鮭川村でも時代とともにこうした伝統食に親しむ機会は残念ながら減る傾向にあるが、現地ではサケに関する食文化や伝統を守ろうと様々な取り組みが実践されている。教育委や観光協会が、地元有志で結成された「サーモンロードの会」の指導で毎年開催している「ようの新切り教室」もその一環。ともすれば馴染みが薄くなりがちなこうした伝統的なサケ文化を後世に伝えようとつくり方を楽しく、そしておいしく伝授する試みも行われている。
最上漁協がふ化事業を推進 釣獲調査など遊漁管理も
山形県の秋サケは近年、総来遊数で20万尾をやや下回る水準で推移。24年度は12月末までの集計で18万3000尾と前年並みの水準を堅持している。他地区と同様に30万尾前後を記録した平成16〜18年をピークにやや縮小傾向にあるが、急落著しい太平洋側に比べると少ないながらも安定。沿岸での漁獲比率は低く、大部分が再生産用として捕獲された親魚の利用となる。
道内では民間の各地区増殖協会が事業主体となってサケの捕獲採卵、ふ化、稚魚育成に取り組む体制となっているが、本州地区の大半では漁協がその任に当たることが珍しくない。同地でのサケの人工ふ化事業は明治末期から行われており、その歴史は古い。現在は鮭川村と北側で隣接する真室川町に本所のある内水面の最上漁協が管理運営を行っている。鮭川は清流として知られることから釣りなどの遊漁が盛んで、サケの増殖事業のほか、規則に基づくサケ釣獲調査など遊漁管理も重要な仕事だ。
同地独特の漁法「モンペ網」でサケを捕獲していた時代も
現在では当然ながら親魚の捕獲には一般的なウライが使われているが、一昔前にはこの地方独特の川におけるサケ漁に「モンペ網漁」というものがあった。8つの袋状になった網が平行に並んだ構造で、1つの袋網部分が農作業などに従事する女性がはく「モンペ」に似ていることから付いた名称。見ようによっては「股引」(ももひき)や「靴下」にも似ている。これで溜まったサケを獲るのだが、これはそ上途中の川に仕掛けるのではなく、産卵場の下流に仕掛けるという点で非常に独創的。
日本系サケはオホーツク海からベーリング海へと2万キロとも言われる長旅を経て生まれ故郷の川へと回帰する。苦労の末にごく一握りがやっと終着点となる産卵場にまでたどり着く訳だが、それでも試練は終わらない。オスには人生最後の戦い、メスを勝ち取り自身の子孫を伝えるためのバトルが残っている。産卵場では1匹のメスを巡って複数のオスがし烈な争いを繰り広げる。この時、戦いに敗れたオスが追い払われて疲労しやや下流へ流されると、モンペ網の袋部分に魚が入り込んで漁獲されるという構図。袋網に枯葉などが溜まると魚が入らなくなるという欠点があるため、昔はその場で漁師たちが酒を酌み交わしながら魚が入るのを待っていたんだとか。
【取材協力=鮭川村地域おこし協力隊・青西靖夫様 参考=最上義光歴史館、山形県鮭川村の暮らしとうまいもん・地域おこし協力隊隊員ブログ、マルハニチロ・サーモンミュージアム】
関連記事:出羽山形のサケを愛した戦国武将 主君・最上義光と重臣・鮭延秀綱
後世へ食文化の伝統を継承 取り組みも盛んに
【特集・山形県鮭川村伝統のサケ文化】
<2013.1.25日号特集記事>
「鮭の新切り」という言葉を聞いた事があるでしょうか? これは山形県北部に位置する鮭川村で伝統的に食されている塩引きサケのことなのですが、読み方がユニークで「鮭」は「サケ」とはそのまま読まず、「よ」もしくは「よう」、さらに「新切り」は「ずんぎり」「じんぎり」となります。そのままひらがな表記すると「ようのじんぎり」。塩引きのサケが現地ではなぜこう呼ばれているのでしょう。最上川の支流で村名の由来ともなった清流・鮭川周辺には、この「ようのじんぎり」に代表される独特なサケの食文化や伝統漁法が残っており、後世に伝える様々な取り組みも盛んなようです。今週はやや趣向を変えて「魚の名前学特別編・山形県鮭川村のサケ文化」を特集します。
鮭川村は山形県北部・最上地方に位置する自然豊かな村で、名前は最上川の支流となる村内に流れる鮭川にちなんだもの。この鮭川は古来から多数の秋サケがそ上する河川として知られるほか、アユやイワナなどの川魚が棲む国内有数の清流としても広く著名。漁業が盛んな酒田市と西側で隣接するものの、海とは直接面していない同地で独自の魚食文化が長らく守られてきたのは、サケが時期ともなれば群をなして上流までそ上し、内陸の人たちにも大きな恵みをもたらす存在の魚種だからこそと想像できる。特に食糧事情が厳しかった一昔前までは冬を越すための保存食としても大変貴重なものだった。

「新切り」の名前の由来は刻み煙草入れとキセルから?
この寒風干しされた塩サケがなぜ現地で「ようのじんぎり」と呼ばれるのか? 現地の方言でサケのことを「ヨウ」もしくは「ヨオ」「ヨ」と呼ぶ。この語源は魚全般のことを指す「ウオ」と推測されており、これが「イオ」→「オ」→「ヨオ」「ヨ」「ヨウ」と変化したと考えられている。先に触れた新潟県村上周辺ではサケのことを「イヨボヤ」(「イヨ」も「ボヤ」も魚を表す重ね言葉。「魚の中の魚」という意味でサケを非常に大切にした)と呼ぶのとルーツ的に同じと考えられている。また、一昔前まではそ上するサケがとても多く、産卵場を目指してワサワサと寄って来る姿が「異様」な光景だったので「イヨウ」→「ヨウ」と呼ぶようになったという逸話もある。
では「新切り」(じんぎり)の由来はというと、これがはっきりしないようだ。ただ、この辺りで「じんぎり」「ずんぎり」と言えば、刻み煙草入れの事を指す。今では目にする機会は少ないが、刻み煙草入れとキセルが短い組ひもで対に結ばれている形が干しているサケの容姿に似ていることにちなんで――という説があることから、現在では腹を開いて1尾づつ頭を下にして吊るすのが一般的ながら、昔は2尾対にして吊っていた時代があったのかもしれない。
教室開催し、楽しく美味しくつくり方を村民に伝授
どの地域にとっても同様だろうが、鮭川村でも時代とともにこうした伝統食に親しむ機会は残念ながら減る傾向にあるが、現地ではサケに関する食文化や伝統を守ろうと様々な取り組みが実践されている。教育委や観光協会が、地元有志で結成された「サーモンロードの会」の指導で毎年開催している「ようの新切り教室」もその一環。ともすれば馴染みが薄くなりがちなこうした伝統的なサケ文化を後世に伝えようとつくり方を楽しく、そしておいしく伝授する試みも行われている。
最上漁協がふ化事業を推進 釣獲調査など遊漁管理も
山形県の秋サケは近年、総来遊数で20万尾をやや下回る水準で推移。24年度は12月末までの集計で18万3000尾と前年並みの水準を堅持している。他地区と同様に30万尾前後を記録した平成16〜18年をピークにやや縮小傾向にあるが、急落著しい太平洋側に比べると少ないながらも安定。沿岸での漁獲比率は低く、大部分が再生産用として捕獲された親魚の利用となる。
道内では民間の各地区増殖協会が事業主体となってサケの捕獲採卵、ふ化、稚魚育成に取り組む体制となっているが、本州地区の大半では漁協がその任に当たることが珍しくない。同地でのサケの人工ふ化事業は明治末期から行われており、その歴史は古い。現在は鮭川村と北側で隣接する真室川町に本所のある内水面の最上漁協が管理運営を行っている。鮭川は清流として知られることから釣りなどの遊漁が盛んで、サケの増殖事業のほか、規則に基づくサケ釣獲調査など遊漁管理も重要な仕事だ。
同地独特の漁法「モンペ網」でサケを捕獲していた時代も
現在では当然ながら親魚の捕獲には一般的なウライが使われているが、一昔前にはこの地方独特の川におけるサケ漁に「モンペ網漁」というものがあった。8つの袋状になった網が平行に並んだ構造で、1つの袋網部分が農作業などに従事する女性がはく「モンペ」に似ていることから付いた名称。見ようによっては「股引」(ももひき)や「靴下」にも似ている。これで溜まったサケを獲るのだが、これはそ上途中の川に仕掛けるのではなく、産卵場の下流に仕掛けるという点で非常に独創的。
日本系サケはオホーツク海からベーリング海へと2万キロとも言われる長旅を経て生まれ故郷の川へと回帰する。苦労の末にごく一握りがやっと終着点となる産卵場にまでたどり着く訳だが、それでも試練は終わらない。オスには人生最後の戦い、メスを勝ち取り自身の子孫を伝えるためのバトルが残っている。産卵場では1匹のメスを巡って複数のオスがし烈な争いを繰り広げる。この時、戦いに敗れたオスが追い払われて疲労しやや下流へ流されると、モンペ網の袋部分に魚が入り込んで漁獲されるという構図。袋網に枯葉などが溜まると魚が入らなくなるという欠点があるため、昔はその場で漁師たちが酒を酌み交わしながら魚が入るのを待っていたんだとか。
【取材協力=鮭川村地域おこし協力隊・青西靖夫様 参考=最上義光歴史館、山形県鮭川村の暮らしとうまいもん・地域おこし協力隊隊員ブログ、マルハニチロ・サーモンミュージアム】
関連記事:出羽山形のサケを愛した戦国武将 主君・最上義光と重臣・鮭延秀綱
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水産レポート > イベント 11/30、12/1の2日間 新千歳空港で春鮭鱒を無料試食 2013/11/26 9:36 am
11/30、12/1の2日間 新千歳空港で春鮭鱒を無料試食
=冬ギフト向けにPR 各日1000食を用意=
道漁連と道春鮭鱒普及協
道漁連と道春鮭鱒普及協議会は今週末の11月30日と12月1日の2日間、新千歳空港国際線ターミナルビル2階のセンタープラザ・イベントスペースで「北海道の春鮭鱒大試食会」を開催する。年末の冬ギフト商戦本番を迎えたこの時期、その美味しさを広くアピールすることで、贈答用として使ってもらおうとのねらい。焼いた塩トキ、ベニとご飯を両日各1000食を用意し無料配布する。
春先から道東エリアを中心に流網などで水揚げされる天然のトキやベニ、マスなど「春鮭鱒」。道民に長らく親しまれている春を代表する道産食材の1つでギフト向けの定番商材ながら、特に昨年は氾濫する輸入鮭鱒類に押されて浜値が過去最安値に下落するなど価格の維持や安定的な流通が課題となっている。このため道漁連と関係漁協は普及協議会を設立、昨年来積極的なPR活動を行ってきた。
年末商戦本番のこの時期、道内外の多くの人が利用する新千歳空港でイベントを行うことで販促効果を高め、より多くの人にPRし知名度向上と普及を図る。両日ともに午前11時のスタートで、それぞれ塩トキ、ベニとともにご飯を1000食分を用意して無料で提供。なくなり次第終了する。
(週刊サケ・マス通信11/26日配信号に掲載)
=冬ギフト向けにPR 各日1000食を用意=
道漁連と道春鮭鱒普及協
道漁連と道春鮭鱒普及協議会は今週末の11月30日と12月1日の2日間、新千歳空港国際線ターミナルビル2階のセンタープラザ・イベントスペースで「北海道の春鮭鱒大試食会」を開催する。年末の冬ギフト商戦本番を迎えたこの時期、その美味しさを広くアピールすることで、贈答用として使ってもらおうとのねらい。焼いた塩トキ、ベニとご飯を両日各1000食を用意し無料配布する。
春先から道東エリアを中心に流網などで水揚げされる天然のトキやベニ、マスなど「春鮭鱒」。道民に長らく親しまれている春を代表する道産食材の1つでギフト向けの定番商材ながら、特に昨年は氾濫する輸入鮭鱒類に押されて浜値が過去最安値に下落するなど価格の維持や安定的な流通が課題となっている。このため道漁連と関係漁協は普及協議会を設立、昨年来積極的なPR活動を行ってきた。
年末商戦本番のこの時期、道内外の多くの人が利用する新千歳空港でイベントを行うことで販促効果を高め、より多くの人にPRし知名度向上と普及を図る。両日ともに午前11時のスタートで、それぞれ塩トキ、ベニとともにご飯を1000食分を用意して無料で提供。なくなり次第終了する。
(週刊サケ・マス通信11/26日配信号に掲載)
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水産レポート > イベント 10月5日秋さけ祭 札幌駅前で今年も盛大に 2013/09/20 9:35 am
今年も盛大に「秋さけ祭」
10月5日札幌駅前広場で
好評いくら丼無償提供も
北海道定置漁業協会(阿部滋会長)は、秋サケの魅力や食材としての素晴らしさを札幌市民や観光客に広く知ってもらう目的で、今年も盛漁期の10月5日午前10時からJR札幌駅南口広場で「秋さけ祭」を盛大に開催する。
生産者らが地元で獲れた自慢の秋サケ製品各種、その他旬の水産物を特売価格で試食販売するもので、今回で3回目の開催。大好評のミニイクラ丼(午前11時〜)、秋サケ鍋(正午〜)をそれぞれ500食限定で無償提供するほか、午後1時からはクイズで景品が当たるステージイベントも盛りだくさん。簡単なアンケートで先着400人にカットトバのプレゼントも。
【出店産地漁協・団体】宗谷管内枝幸漁協、北見管内雄武漁協、根室管内8漁協、釧路管内釧路さけ定置漁業協会、十勝管内大樹、広尾、大津漁協、日高管内日高定置漁業者組合、桧山管内ひやま漁協
10月5日札幌駅前広場で
好評いくら丼無償提供も

生産者らが地元で獲れた自慢の秋サケ製品各種、その他旬の水産物を特売価格で試食販売するもので、今回で3回目の開催。大好評のミニイクラ丼(午前11時〜)、秋サケ鍋(正午〜)をそれぞれ500食限定で無償提供するほか、午後1時からはクイズで景品が当たるステージイベントも盛りだくさん。簡単なアンケートで先着400人にカットトバのプレゼントも。
【出店産地漁協・団体】宗谷管内枝幸漁協、北見管内雄武漁協、根室管内8漁協、釧路管内釧路さけ定置漁業協会、十勝管内大樹、広尾、大津漁協、日高管内日高定置漁業者組合、桧山管内ひやま漁協
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水産レポート > イベント 佐藤水産が恒例の「鮭まつり」 2013/09/10 9:02 am
佐藤水産が恒例の「鮭まつり」
来週21日から2週末連続で開催
即売・イベント盛りだくさん
札幌市のサケ専門店・佐藤水産が主催する「鮭の里まつり」が、石狩サーモンファクトリー店(石狩市新港東)の特設会場で今年も今月21〜23、28〜29日の連休に合わせた週末に2週連続で開催される。道内の秋サケ漁本番に合わせて毎年開催されているもので、近隣から毎年多くの買い物客が旬のサケを求めて訪れる同エリアの一大イベントとなっている。
新鮮な秋サケ、生筋子の即売会に加えて、同社自慢の加工品の試食・特別販売販売、名物いくら丼と石狩鍋の格安提供などが行われる。普段はなかなか目にすることのないサケ、イクラの製造工程を間近でみることができる工場見学やちびっ子たちに人気のぬりえによるサケのラベル作りなど、親子で楽しむことができるイベントも充実。
来週21日から2週末連続で開催
即売・イベント盛りだくさん

新鮮な秋サケ、生筋子の即売会に加えて、同社自慢の加工品の試食・特別販売販売、名物いくら丼と石狩鍋の格安提供などが行われる。普段はなかなか目にすることのないサケ、イクラの製造工程を間近でみることができる工場見学やちびっ子たちに人気のぬりえによるサケのラベル作りなど、親子で楽しむことができるイベントも充実。
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水産レポート > イベント 胆振管内のサクラマス船釣りライセンス制来月15日から 2012/11/13 8:59 am
冬期の索餌回遊資源保護目的に来月15日から3ヵ月間
胆振管内のサクラマス船釣りライセンス制
胆振管内のライセンス制によるサクラマスの船釣りが今年も来月15日からスタートする。期間は来年3月15日までの3ヵ月間で、申請は今月25日まで。このほど胆振海区漁業調整委員会(竹島啓一会長)指示として発令された。
同ライセンス制度は、冬期間に胆振沖合を索餌回遊する栽培魚種サクラマス資源の保護と漁場の安定利用を目的として、遊漁者による採捕にライセンスの取得を義務付けるもの。胆振海区漁業調整委員会指示に基づいて毎年この時期に実施されている。
対象船舶は総トン数20トン未満の遊漁船およびプレジャーボートなど。漁法は釣りに限定され、釣獲尾数は1日1人10尾までで、20センチ未満の小型魚の採捕は禁止される。
胆振管内のサクラマス船釣りライセンス制
胆振管内のライセンス制によるサクラマスの船釣りが今年も来月15日からスタートする。期間は来年3月15日までの3ヵ月間で、申請は今月25日まで。このほど胆振海区漁業調整委員会(竹島啓一会長)指示として発令された。
同ライセンス制度は、冬期間に胆振沖合を索餌回遊する栽培魚種サクラマス資源の保護と漁場の安定利用を目的として、遊漁者による採捕にライセンスの取得を義務付けるもの。胆振海区漁業調整委員会指示に基づいて毎年この時期に実施されている。
対象船舶は総トン数20トン未満の遊漁船およびプレジャーボートなど。漁法は釣りに限定され、釣獲尾数は1日1人10尾までで、20センチ未満の小型魚の採捕は禁止される。
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水産レポート > イベント 道定置協会の「秋さけ祭」6日JR札幌駅南口で盛大に 2012/10/01 2:11 pm
秋さけ祭6日JR札幌駅南口で盛大に

特製いくら丼と秋さけ鍋各500食を無料で配布!
北海道定置漁業協会(阿部滋会長)が主催する「秋さけ祭」が今年も今週末の10月6日土曜日午前10時から、JR札幌駅南口広場で盛大に開催される。道内各地の秋サケ生産者、漁協職員、加工業者らが自慢のブランド秋サケを持ち寄り1日限りの限定大即売会を実施するもので、イクラ丼やサケ鍋の無料提供などイベントも盛りだくさん用意されている。
本イベントは今がまさに旬の道産秋サケの魅力をより多くの人に知ってもらおうと道定置協会が昨年度から開催しているもので、今年で2回目の開催。特産の秋サケやイクラ、各種加工品を筆頭に全道各地の新鮮な海の味覚が勢揃いする。道、道漁連の後援、道秋鮭普及協議会の共催。
今年は即売だけにとどまらず、ステージを用意して各種新規イベントも行うなど大々的にボリュームアップ。目玉は午前11時からのミニいくら丼と正午からの秋サケ鍋の無料配布で、ともに500食限定と行列必至。午後1時からは豪華景品が当たるクイズ大会も行う予定。秋サケ産地が1日ながらもこれだけ一同に会する機会はさほどなく、同協会では大勢の来場を呼びかけている。
参加団体は次の通り。▽枝幸漁協▽根室管内8単協▽日高定置漁業者組合▽雄武漁協、網走第一水産加工組合▽十勝管内3単協▽ひやま漁協▽釧路さけ定置漁業協会

特製いくら丼と秋さけ鍋各500食を無料で配布!
北海道定置漁業協会(阿部滋会長)が主催する「秋さけ祭」が今年も今週末の10月6日土曜日午前10時から、JR札幌駅南口広場で盛大に開催される。道内各地の秋サケ生産者、漁協職員、加工業者らが自慢のブランド秋サケを持ち寄り1日限りの限定大即売会を実施するもので、イクラ丼やサケ鍋の無料提供などイベントも盛りだくさん用意されている。
本イベントは今がまさに旬の道産秋サケの魅力をより多くの人に知ってもらおうと道定置協会が昨年度から開催しているもので、今年で2回目の開催。特産の秋サケやイクラ、各種加工品を筆頭に全道各地の新鮮な海の味覚が勢揃いする。道、道漁連の後援、道秋鮭普及協議会の共催。
今年は即売だけにとどまらず、ステージを用意して各種新規イベントも行うなど大々的にボリュームアップ。目玉は午前11時からのミニいくら丼と正午からの秋サケ鍋の無料配布で、ともに500食限定と行列必至。午後1時からは豪華景品が当たるクイズ大会も行う予定。秋サケ産地が1日ながらもこれだけ一同に会する機会はさほどなく、同協会では大勢の来場を呼びかけている。
参加団体は次の通り。▽枝幸漁協▽根室管内8単協▽日高定置漁業者組合▽雄武漁協、網走第一水産加工組合▽十勝管内3単協▽ひやま漁協▽釧路さけ定置漁業協会
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水産レポート > イベント 道漁連と秋鮭普及協 3月に中国・大連で取引懇、展示・即売会 2012/02/03 10:48 am
3月に中国・大連で取引懇談会、展示・即売会
道漁連と秋鮭普及協議会 風評払しょく、安全性PR
道漁連と道秋鮭流通対策協議会は来月、中国での道産水産物の主力・秋サケの安全性PR、風評被害払しょくなどを目的とした取引懇談会と展示・即売会を遼寧省大連で開催する。
昨年3月の東日本大震災に伴う原発事故の影響で各国の日本製品に対する輸入規制が依然続いており、中国国内の一般消費者も日本以上に敏感な反応をみせているのが現状。イベントの開催によってこうした状況を打開するのがねらいで、道漁連と取り引きがある同地区最大の水産商社・瑞馳水産が協力する。
日程は3月9〜11日までの3日間で、初日となる9日(金)は市内のホテルで懇談会を開催。省や市の中国側行政関係者や水産流通関係者、マスコミなど約120人を招待し、記者会見、北海道と道産水産物の紹介、安全性の説明、料理紹介のほか、夕食会では秋サケやイクラを使った実際の料理が振舞われ、美味しさと安全性をアピール。翌10〜11日の土日にかけては市内の瑞馳水産の専門店で道産水産物の展示・即売会を実施する。
イベント通じて中国内の道産水産物消費拡大も視野
道側からは道漁連、道秋鮭普及協議会の櫻庭武弘会長、道定置漁業協会の阿部滋会長のほか、道漁連、水産庁、道など関係者約30人が参加する予定。秋サケに関しては欧米向け製品の一大加工基地となっている中国だが、潜在的な需要の大きさから中国国内での流通拡大も求められる機運にある。道漁連と流通協では、本イベントを通して道産品の安全性を訴えるとともに消費拡大にもつなげたい意向だ。
道漁連と秋鮭普及協議会 風評払しょく、安全性PR
道漁連と道秋鮭流通対策協議会は来月、中国での道産水産物の主力・秋サケの安全性PR、風評被害払しょくなどを目的とした取引懇談会と展示・即売会を遼寧省大連で開催する。
昨年3月の東日本大震災に伴う原発事故の影響で各国の日本製品に対する輸入規制が依然続いており、中国国内の一般消費者も日本以上に敏感な反応をみせているのが現状。イベントの開催によってこうした状況を打開するのがねらいで、道漁連と取り引きがある同地区最大の水産商社・瑞馳水産が協力する。
日程は3月9〜11日までの3日間で、初日となる9日(金)は市内のホテルで懇談会を開催。省や市の中国側行政関係者や水産流通関係者、マスコミなど約120人を招待し、記者会見、北海道と道産水産物の紹介、安全性の説明、料理紹介のほか、夕食会では秋サケやイクラを使った実際の料理が振舞われ、美味しさと安全性をアピール。翌10〜11日の土日にかけては市内の瑞馳水産の専門店で道産水産物の展示・即売会を実施する。
イベント通じて中国内の道産水産物消費拡大も視野
道側からは道漁連、道秋鮭普及協議会の櫻庭武弘会長、道定置漁業協会の阿部滋会長のほか、道漁連、水産庁、道など関係者約30人が参加する予定。秋サケに関しては欧米向け製品の一大加工基地となっている中国だが、潜在的な需要の大きさから中国国内での流通拡大も求められる機運にある。道漁連と流通協では、本イベントを通して道産品の安全性を訴えるとともに消費拡大にもつなげたい意向だ。
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水産レポート > イベント 道漁連と札幌中央市場が共同で道産魚販促 2011/11/11 10:39 am
道漁連と札幌中央市場の共同魚食販促スタート
市内79店で景品キャンペーン
道漁連と札幌市中央卸売市場が共同で実施する魚食普及イベント「北海道海の恵みお買い物キャンペーン」が11月10日からスタートした。ほたて振興協会、道秋鮭普及協議会、道昆布普及協議会の協賛。
二条市場など対象となる札幌市内および近郊の79店の鮮魚店で道産魚を1000円以上購入したお客さんにスピードくじを引いてもらい、抽選で豪華景品が当たるもの。
「当たり」が出たらその場で道産ホタテ玉冷500グラムをプレゼントする。各店5本で合計400人に当たるもので、旬の秋サケをはじめ道産魚の普及拡大が期待されている。期間は今月末までの3週間となっている。
(週刊サケ・マス通信11月11日号に掲載)
市内79店で景品キャンペーン
道漁連と札幌市中央卸売市場が共同で実施する魚食普及イベント「北海道海の恵みお買い物キャンペーン」が11月10日からスタートした。ほたて振興協会、道秋鮭普及協議会、道昆布普及協議会の協賛。
二条市場など対象となる札幌市内および近郊の79店の鮮魚店で道産魚を1000円以上購入したお客さんにスピードくじを引いてもらい、抽選で豪華景品が当たるもの。
「当たり」が出たらその場で道産ホタテ玉冷500グラムをプレゼントする。各店5本で合計400人に当たるもので、旬の秋サケをはじめ道産魚の普及拡大が期待されている。期間は今月末までの3週間となっている。
(週刊サケ・マス通信11月11日号に掲載)
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水産レポート > イベント 北海道定置漁業協会が札幌駅南口で16日「秋さけ祭」を開催 2011/10/11 12:00 pm
「秋さけ祭」札幌駅南口で盛大に開催
10月16日(日)午前10時から
北海道定置漁業協会 主催
道内各漁協が参加し、自慢の旬の味を大アピール
秋アジ鍋を限定500食で無料提供
北海道定置漁業協会(阿部滋会長)が主催する販促一大イベント「秋さけ祭」が10月16日(日曜日)午前10時からJR札幌駅南口広場で開催される。

道内各地から生産者が自慢の秋サケ製品各種を持ち寄って大々的にPRするもので、今年が初めての開催。
道秋鮭普及協議会の共催、道、道漁連の後援。
同協会ではこれまでにも生産者とともに秋サケの消流対策に力を入れて取り組んでおり、昨年までは札幌市の道庁赤レンガ広場で開催されていた「北の海のめぐみフェア」などの催事に参加、旬の秋サケの販促活動を積極的に進めてきた。
今回は初の単独開催で1日限りの限定販売ながら規模も拡大し、札幌市民や道内外からの観光客に向けて秋サケの魅力や美味しさを発信する。
出店するのは、宗谷管内から枝幸漁協、北見管内から雄武漁協、網走第一水産加工組合、根室管内から全8単協、十勝管内から大樹漁協、広尾漁協、日高管内から日高定置漁業者組合、桧山管内からひやま漁協―の道内各生産者団体で、秋サケ製品を主体に地元の味をアピール。
協賛のサッポロライオンがドリンクコーナーを設置するほか、地方発送用のブースも設けられ、これまでにない過去最大規模での販促となる。
正午からは秋アジ鍋を限定500食で無料提供するほか、サケに関する簡単なアンケートを実施し、調査協力者に対して粗品としてカットトバを先着400人に提供するサービスも。
あす12日からは札幌市営地下鉄車内にポスター=上写真=を掲載し市民へもPRし集客に万全を期す。
同協会の沖田英継専務は「初の単独開催となり費用対効果など実際にやってみなければ分からない部分も多いが、天候に恵まれ多くの人で賑わってくれれば」と期待をかけている。
(週刊サケ・マス通信 2011.10/11配信号に掲載)
10月16日(日)午前10時から
北海道定置漁業協会 主催
道内各漁協が参加し、自慢の旬の味を大アピール
秋アジ鍋を限定500食で無料提供
北海道定置漁業協会(阿部滋会長)が主催する販促一大イベント「秋さけ祭」が10月16日(日曜日)午前10時からJR札幌駅南口広場で開催される。

道内各地から生産者が自慢の秋サケ製品各種を持ち寄って大々的にPRするもので、今年が初めての開催。
道秋鮭普及協議会の共催、道、道漁連の後援。
同協会ではこれまでにも生産者とともに秋サケの消流対策に力を入れて取り組んでおり、昨年までは札幌市の道庁赤レンガ広場で開催されていた「北の海のめぐみフェア」などの催事に参加、旬の秋サケの販促活動を積極的に進めてきた。
今回は初の単独開催で1日限りの限定販売ながら規模も拡大し、札幌市民や道内外からの観光客に向けて秋サケの魅力や美味しさを発信する。
出店するのは、宗谷管内から枝幸漁協、北見管内から雄武漁協、網走第一水産加工組合、根室管内から全8単協、十勝管内から大樹漁協、広尾漁協、日高管内から日高定置漁業者組合、桧山管内からひやま漁協―の道内各生産者団体で、秋サケ製品を主体に地元の味をアピール。
協賛のサッポロライオンがドリンクコーナーを設置するほか、地方発送用のブースも設けられ、これまでにない過去最大規模での販促となる。
正午からは秋アジ鍋を限定500食で無料提供するほか、サケに関する簡単なアンケートを実施し、調査協力者に対して粗品としてカットトバを先着400人に提供するサービスも。
あす12日からは札幌市営地下鉄車内にポスター=上写真=を掲載し市民へもPRし集客に万全を期す。
同協会の沖田英継専務は「初の単独開催となり費用対効果など実際にやってみなければ分からない部分も多いが、天候に恵まれ多くの人で賑わってくれれば」と期待をかけている。
(週刊サケ・マス通信 2011.10/11配信号に掲載)
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水産レポート > イベント 道定置協会が札幌で秋サケ親子料理教室を開催 2011/10/04 12:00 pm
親子で楽しみながら旬の味に挑戦
道定置協会ら主催で秋サケ料理教室を開催

北海道定置漁業協会と札幌消費者協会の共催による「秋サケ親子料理教室」が10月1日、札幌市北区のエルプラザで開催された。
普段はあまり馴染みのない1本ままの秋サケに親子が揃って触れることで、楽しみながら捌き方や調理法を学ぶのが目的で、秋サケに対する理解をより深めてもらおうとのねらいから旬を迎えるこの時期に毎年開催されている。
今年は17組39人の親子が秋サケ料理にチャレンジした。
開催に当たって沖田英継専務があいさつに立ち「今年はこれまで秋サケの来遊数が少なく、消費者の皆さんからすればやや割高となり残念かと思う。原発事故による放射能物質に関してはサケが北洋から南下する魚であり、さらにしっかりとしたモニタリングが行われており心配ありません」と道産サケの安全性と美味しさをアピールした。
大人顔負けの手際を披露する子も
今年も消費者協会の料理研究グループ「ポトフの会」を講師に、(1)鮭のミルクスープ(2)鮭のパネソテー(3)ケーク・サレ(4)鮭とイクラの親子丼―の計4品に挑戦。
サケの捌き方に始まり、具体的な調理方法まで一連の手順の説明を受けた後、早速調理実習へ。
初めて間近にみる秋サケに大喜びする子や、大人顔負けの手際の良さをみせる子供もおり、終始和やかムードで進行。
最後には参加者全員で試食会を行い、自作の秋サケ料理に舌鼓を打った。
(週刊サケ・マス通信 2011.10/04配信号に掲載)
道定置協会ら主催で秋サケ料理教室を開催

北海道定置漁業協会と札幌消費者協会の共催による「秋サケ親子料理教室」が10月1日、札幌市北区のエルプラザで開催された。
普段はあまり馴染みのない1本ままの秋サケに親子が揃って触れることで、楽しみながら捌き方や調理法を学ぶのが目的で、秋サケに対する理解をより深めてもらおうとのねらいから旬を迎えるこの時期に毎年開催されている。
今年は17組39人の親子が秋サケ料理にチャレンジした。
開催に当たって沖田英継専務があいさつに立ち「今年はこれまで秋サケの来遊数が少なく、消費者の皆さんからすればやや割高となり残念かと思う。原発事故による放射能物質に関してはサケが北洋から南下する魚であり、さらにしっかりとしたモニタリングが行われており心配ありません」と道産サケの安全性と美味しさをアピールした。
大人顔負けの手際を披露する子も
今年も消費者協会の料理研究グループ「ポトフの会」を講師に、(1)鮭のミルクスープ(2)鮭のパネソテー(3)ケーク・サレ(4)鮭とイクラの親子丼―の計4品に挑戦。
サケの捌き方に始まり、具体的な調理方法まで一連の手順の説明を受けた後、早速調理実習へ。
初めて間近にみる秋サケに大喜びする子や、大人顔負けの手際の良さをみせる子供もおり、終始和やかムードで進行。
最後には参加者全員で試食会を行い、自作の秋サケ料理に舌鼓を打った。
(週刊サケ・マス通信 2011.10/04配信号に掲載)
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水産レポート > イベント 恒例の標津町「あきあじまつり」25日開催 2011/09/20 2:00 pm
恒例の標津町「あきあじまつり」25日開催

標津町観光協会の主催で毎年開催される標津町の「第47回あきあじまつり」が今年も9月25日、同町サーモンパーク広場で午前10時から開催される=左写真=。
当日9時30分からは同町前浜で漁獲された朝獲り秋サケの激安販売が行われるほか、標津漁協さけ定置部会の全面協力で実施されている大人気のイクラ丼無料提供も健在。
このほか、歌謡ショーやよさこいソーランの演舞、サケのつかみどりレースなど、家族で楽しめるさまざまな催しが充実している。
(週刊サケ・マス通信 2011.09/20配信号に掲載)

標津町観光協会の主催で毎年開催される標津町の「第47回あきあじまつり」が今年も9月25日、同町サーモンパーク広場で午前10時から開催される=左写真=。
当日9時30分からは同町前浜で漁獲された朝獲り秋サケの激安販売が行われるほか、標津漁協さけ定置部会の全面協力で実施されている大人気のイクラ丼無料提供も健在。
このほか、歌謡ショーやよさこいソーランの演舞、サケのつかみどりレースなど、家族で楽しめるさまざまな催しが充実している。
(週刊サケ・マス通信 2011.09/20配信号に掲載)
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水産レポート > イベント 佐藤水産の「鮭まつり」17日から2週連続で開催 2011/09/13 11:30 am
佐藤水産が恒例の「鮭まつり」開催
石狩ファクトリーで2週連続
9月17〜19日 9月23〜25日

秋サケ販売・加工大手の佐藤水産(本社・札幌市)は、毎年恒例の「鮭まつり」を今週末の9月17〜19日と次週23〜25日に2週連続で同社工場と直売店のある石狩市の石狩サーモンファクトリー前で開催する。
秋サケシーズンが本格化するこの時期に毎年開催しているもので、例年多くの買い物客で賑わいをみせる。
特設売り場で今が旬の秋サケ1本物や生筋子、同社自慢の各種加工製品などの直売が行われるほか、特製石狩鍋やたっぷりいくら丼、同社の大ヒット商品「さけ醤油」を使った話題の「石狩ラーメン」などが格安提供される。
(週刊サケ・マス通信 2011.09/13配信号に掲載)
石狩ファクトリーで2週連続
9月17〜19日 9月23〜25日

秋サケ販売・加工大手の佐藤水産(本社・札幌市)は、毎年恒例の「鮭まつり」を今週末の9月17〜19日と次週23〜25日に2週連続で同社工場と直売店のある石狩市の石狩サーモンファクトリー前で開催する。
秋サケシーズンが本格化するこの時期に毎年開催しているもので、例年多くの買い物客で賑わいをみせる。
特設売り場で今が旬の秋サケ1本物や生筋子、同社自慢の各種加工製品などの直売が行われるほか、特製石狩鍋やたっぷりいくら丼、同社の大ヒット商品「さけ醤油」を使った話題の「石狩ラーメン」などが格安提供される。
(週刊サケ・マス通信 2011.09/13配信号に掲載)
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水産レポート > イベント 北海道漁連ら企画 札幌市内ホテルで道産魚の特製メニュー提供 2011/09/02 12:30 pm
道漁連と札幌市中央市場のコラボ企画
海の恵みメニューフェア開催
市内のホテル10店舗で道産魚の特製メニュー提供
食事券など豪華景品が当たるくじも

道漁連と札幌市中央卸売市場によるコラボ企画「北海道海の恵みメニューフェア」が1日から始まった。
札幌市内の有名ホテル10店のレストランで道産魚を使ったオリジナルメニューを提供、30日までの期間中に同メニューを食事した人全員にスピードくじを引いてもらい、その場で豪華景品が当たるというもの。
「もっと食べよう!北の魚応援キャンペーン」と銘打って道産水産物の消費拡大を図る。道秋鮭普及協議会、道ほたて振興協会、道昆布普及協議会が協賛。
各ホテルで出されるのは旬の秋サケやサンマ、ホタテ、エビなど道産魚をふんだんに使った豪華メニューばかり。
メインにサケを据えたメニューでは、KKRホテル札幌が「羅臼産銀毛鮭羅皇といくら・北の恵み丼」と札幌アスペンホテルが「日高産時鮭のグリル」を提供する。
くじ引きによる景品もホテル食事券をはじめ、道産干貝柱やぎょれん産直ネットショップ特選海の幸5000円相当など海の幸を中心に230人分が用意されており、期間中多くの利用が期待されている。
(週刊サケ・マス通信 2011.09/02配信号に掲載)
海の恵みメニューフェア開催
市内のホテル10店舗で道産魚の特製メニュー提供
食事券など豪華景品が当たるくじも

道漁連と札幌市中央卸売市場によるコラボ企画「北海道海の恵みメニューフェア」が1日から始まった。
札幌市内の有名ホテル10店のレストランで道産魚を使ったオリジナルメニューを提供、30日までの期間中に同メニューを食事した人全員にスピードくじを引いてもらい、その場で豪華景品が当たるというもの。
「もっと食べよう!北の魚応援キャンペーン」と銘打って道産水産物の消費拡大を図る。道秋鮭普及協議会、道ほたて振興協会、道昆布普及協議会が協賛。
各ホテルで出されるのは旬の秋サケやサンマ、ホタテ、エビなど道産魚をふんだんに使った豪華メニューばかり。
メインにサケを据えたメニューでは、KKRホテル札幌が「羅臼産銀毛鮭羅皇といくら・北の恵み丼」と札幌アスペンホテルが「日高産時鮭のグリル」を提供する。
くじ引きによる景品もホテル食事券をはじめ、道産干貝柱やぎょれん産直ネットショップ特選海の幸5000円相当など海の幸を中心に230人分が用意されており、期間中多くの利用が期待されている。
(週刊サケ・マス通信 2011.09/02配信号に掲載)