サケ・マス通信ブログ - 岩手県の平成23年秋サケ来遊予測 前年並みの602万尾、約2万トン
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岩手県の平成23年秋サケ来遊予測 前年並みの602万尾、約2万トン2011/08/22 1:30 pm
岩手県 平成23年度秋サケ来遊予測
前年並みの602万尾、約2万トン
年齢組成は3、4歳魚主体か
岩手県水産技術センターはこのほど、今年度の岩手県秋サケ回帰予報を発表した。
これによると今期の回帰水準は前年をやや上回る602万尾、約2万トンと推定、増殖技術が確立された近代以降では最も少ない水準に落ち込んだ前年並みの厳しい来遊を予測した。
来遊盛期は例年同様の11月下旬が中心となる見通し。
昨年の同県の秋サケ回帰数量は563万尾、1万9000トン。
約900万尾、3万トンの実績だった一昨年に比べてわずか6割の水準で、ここ10年ほどは1000万尾水準、少ない年でも700万尾台、重量換算で3万?前後のレベルを維持してきたが、一気に落ち込んだ形となっていた。
予測はシブリング法を用いて行われ、年齢組成では前年よりも3、4歳魚が多くなり、5歳魚が少なくなると予測されている。
回帰尾数の地区別割合は放流稚魚の割合などから、県北部が24%、県央部が42〜43%、県南部が33〜34%となっている。
このほか、東日本大震災に伴い県内の定置網にも甚大な被害が生じていることから、サケの河川そ上が多くなり捕獲採卵に悪影響を与える可能性があるとして注意を呼びかけている。
(週刊サケ・マス通信 2011.08/19配信号に掲載)
前年並みの602万尾、約2万トン
年齢組成は3、4歳魚主体か
岩手県水産技術センターはこのほど、今年度の岩手県秋サケ回帰予報を発表した。
これによると今期の回帰水準は前年をやや上回る602万尾、約2万トンと推定、増殖技術が確立された近代以降では最も少ない水準に落ち込んだ前年並みの厳しい来遊を予測した。
来遊盛期は例年同様の11月下旬が中心となる見通し。
昨年の同県の秋サケ回帰数量は563万尾、1万9000トン。
約900万尾、3万トンの実績だった一昨年に比べてわずか6割の水準で、ここ10年ほどは1000万尾水準、少ない年でも700万尾台、重量換算で3万?前後のレベルを維持してきたが、一気に落ち込んだ形となっていた。
予測はシブリング法を用いて行われ、年齢組成では前年よりも3、4歳魚が多くなり、5歳魚が少なくなると予測されている。
回帰尾数の地区別割合は放流稚魚の割合などから、県北部が24%、県央部が42〜43%、県南部が33〜34%となっている。
このほか、東日本大震災に伴い県内の定置網にも甚大な被害が生じていることから、サケの河川そ上が多くなり捕獲採卵に悪影響を与える可能性があるとして注意を呼びかけている。
(週刊サケ・マス通信 2011.08/19配信号に掲載)