サケ・マス通信ブログ - 道内秋サケ漁 えりも以東、以西渡島で漁期当初に休漁措置
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道内秋サケ漁 えりも以東、以西渡島で漁期当初に休漁措置2011/08/19 12:30 pm
秋サケ解禁4日ずれ込み
十勝・日高で28日から
えりも以東、以西渡島で漁期当初に自主規制措置
今期秋サケ漁解禁を前に親魚確保に伴う各地区の自主規制措置の内容が決まった。
漁期当初から実施するのは、漁期を通して親魚の不足が予測されている東部地区(釧路〜根室の太平洋側エリア)を抱えるえりも以東海区全域と、前期群の不足が想定されているえりも以西海区の噴火湾〜道南地区(渡島エリア)で、えりも以東海区は初、渡島地区は昨年に続きこれで3年連続の休漁措置。
日高地区を除くえりも以東海区の免許上の操業始期は今月24日で、例年道内の先陣を切って水揚げ開始となるが、自主規制に伴い今シーズンは28日の十勝〜日高地区が最も早い網入れとなり、初水揚げが4日間ずれ込む形となる。
えりも以東海区の自主規制措置は、このほど開催された「えりも以東海区さけ定置漁業等調整協議会」の中で決定したもの。
同海区のうち特に東部地区は厳しい来遊予測により前中後期いずれの時期もそ上親魚が必要量を大きく下回る可能性が示されており、必要量が確保できる見通しの西部地区(十勝〜日高庶野エリア)も足並みを揃えた形。
実施内容は、根室地区(歯舞、落石、根室の3単協)および釧路地区(浜中〜白糠の7単協)の陸網で8日間、沖網で5日間、十勝地区(大津、大樹、広尾の3単協)の陸網で4日間、沖網で3日間、日高地区(えりも漁協)の陸網で1日間、沖網で3日間、それぞれ網入れを遅らせ、親魚確保の充足を図る。
沖網の規制は3日間の格差是正措置が含まれる。
これにより、操業始期は根室、釧路地区の陸網で9月1日、沖網で同2日から、十勝地区の陸網で8月28日、沖網で同31日から、日高地区の陸網で8月28日、沖網で9月3日からとなる。
実施後の親魚捕獲状況などをみて、さらに対応が必要と判断される場合は新たな規制措置について検討する。
一方、渡島地区は前年度と同様の取り決めで、9月1〜7日までの7日間自主規制を行う。胴網設置は4日以降、垣網設置は8日以降とし、小定置業者は期間中の垣網を撤去、大型定置については期間中のサケ漁獲高の3割を増殖負担金として拠出する。
(週刊サケ・マス通信 2011.08/19配信号に掲載)
十勝・日高で28日から
えりも以東、以西渡島で漁期当初に自主規制措置
今期秋サケ漁解禁を前に親魚確保に伴う各地区の自主規制措置の内容が決まった。
漁期当初から実施するのは、漁期を通して親魚の不足が予測されている東部地区(釧路〜根室の太平洋側エリア)を抱えるえりも以東海区全域と、前期群の不足が想定されているえりも以西海区の噴火湾〜道南地区(渡島エリア)で、えりも以東海区は初、渡島地区は昨年に続きこれで3年連続の休漁措置。
日高地区を除くえりも以東海区の免許上の操業始期は今月24日で、例年道内の先陣を切って水揚げ開始となるが、自主規制に伴い今シーズンは28日の十勝〜日高地区が最も早い網入れとなり、初水揚げが4日間ずれ込む形となる。
えりも以東海区の自主規制措置は、このほど開催された「えりも以東海区さけ定置漁業等調整協議会」の中で決定したもの。
同海区のうち特に東部地区は厳しい来遊予測により前中後期いずれの時期もそ上親魚が必要量を大きく下回る可能性が示されており、必要量が確保できる見通しの西部地区(十勝〜日高庶野エリア)も足並みを揃えた形。
実施内容は、根室地区(歯舞、落石、根室の3単協)および釧路地区(浜中〜白糠の7単協)の陸網で8日間、沖網で5日間、十勝地区(大津、大樹、広尾の3単協)の陸網で4日間、沖網で3日間、日高地区(えりも漁協)の陸網で1日間、沖網で3日間、それぞれ網入れを遅らせ、親魚確保の充足を図る。
沖網の規制は3日間の格差是正措置が含まれる。
これにより、操業始期は根室、釧路地区の陸網で9月1日、沖網で同2日から、十勝地区の陸網で8月28日、沖網で同31日から、日高地区の陸網で8月28日、沖網で9月3日からとなる。
実施後の親魚捕獲状況などをみて、さらに対応が必要と判断される場合は新たな規制措置について検討する。
一方、渡島地区は前年度と同様の取り決めで、9月1〜7日までの7日間自主規制を行う。胴網設置は4日以降、垣網設置は8日以降とし、小定置業者は期間中の垣網を撤去、大型定置については期間中のサケ漁獲高の3割を増殖負担金として拠出する。
(週刊サケ・マス通信 2011.08/19配信号に掲載)