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船上での活締めに有効「サケ脱血装置」を開発2011/06/06 8:30 am

道総研工業試験場らが「サケ脱血装置」を開発


船上での活締めに有効


技術移転フォーラムで実機紹介・講演も

釧路水試との共同開発

道総研工業試験場(札幌市)が主催する「技術移転フォーラム2011・成果発表会」が2日に札幌市内のホテルで開催され、この中で開発が進められてきた活締め用の「サケ脱血装置」=写真=が紹介され、情報システム部の多田辰実・研究主幹が講演した。



本機は、工試が釧路水試と共同で開発を進めてきたもので、品質向上や魚価アップを目指して各地でサケの「活締め」作業が行われ始めていることに着目、船の上の限られたスペースで効率的に活締め作業ができる装置の開発に取り組んでいる。

魚体のサイズの違いに対応でき、さらに装置内で魚が暴れることを防止し的確に脱血処理を行う構造が取られている。
本装置は重量25キロ、寸法L120mm×W430mm×H500mmのコンパクトサイズ。


試験では一尾18秒で処理



大きな特徴は、水から出したサケが暴れるのを防止して確実に脱血するために通電による麻痺技術を導入した点。
標識放流を行う際など水産の現場でこれまで取られてきた電気を使った技術を取り入れており、やや傾斜した右側から挿入された魚はローラーで左側までに押し込まれ、ここで電気が通されてすぐに沈静化する。
この半固定した状態でエラ付け根部分に刃物を押し付けて太い血管を切断。
この血管は左右4対流れており、このうちの1本を確実に刃物でヒットさせることで、オスやメスで違う魚体サイズにもある程度対応できる仕様となっており、魚体のばらつきによる失敗を防止している。

昨年秋に標津漁協の協力で行った試験では、1尾当たりにかかる時間は約18秒で処理した。サケの残血量もほとんどなく適正な脱血ができることを確認した。
今後は完全自動化の検討やコスト面の改善、耐久性、安全性の向上などに取り組み、道内企業と共同で実用装置の開発を行う予定。

(週刊サケ・マス通信 2011.06/03配信号に掲載)

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