サケ・マス通信ブログ - 宮城県の秋サケは今期も好漁の期待大 300万尾を予測
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宮城県の秋サケは今期も好漁の期待大 300万尾を予測2010/09/03 3:30 pm
今期も好漁の期待膨らむ
宮城県秋サケ来遊予測
今期も好漁の期待膨らむ
史上2位の前年やや下回るも300万尾を予測
宮城県水産技術総合センター内水面水試は2日、今シーズンの県内秋サケ来遊予測を発表した。
3つの予測手法を用い、海況などを勘案した結果、今期の来遊尾数は前年実績をやや下回る300万尾前後と予測。
同県の秋サケは平成20年に史上最高となる350万尾に迫る来遊を記録、昨シーズンも高い水準を維持し322万尾と一昨年に次ぐ過去2番目に高い来遊となるなど2年連続で300万尾の大台を突破しており、今期も豊漁が期待できそうな状況だ。
来遊予測は過去の放流・来遊尾数、年齢データを基に、従来からの平均年齢組成法、平均回帰率法に加えて今年度から採用した「優良種苗相関法(※注)」の3つの手法により計算。
この結果、平均年齢組成法で445万尾、平均回帰率法で310万尾、優良種苗相関法で318万尾と推定。
過去の予測と実績を比較すると、平成16年以降は平均回帰法の予測に近い尾数が来遊しており、新規の優良種苗相関法もこれと同等となった。
現在の海況にサケの来遊を妨げる要素はないが、昨年の3年魚が平年を下回る来遊尾数となっており、平成18年級群の資源がやや減少している可能性を考慮し、300万尾と予測した。
注※=「優良種苗相関法」
平成4年度から回帰を終了した年度までの2〜6年魚の優良種苗(体長5センチ以上で4月上旬までに放流。
A〜Dランクの4段階のうちAランクに当たる適期放流・適サイズの種苗)の割合と回帰率の相関から推定する方法。
長年にわたるデータ解析の結果、優良種苗割合と回帰率に高い相関があることが分かったため、新予測法として検討されている。
(週刊サケ・マス通信2010. 9月3日配信号に掲載)
参照url
宮城県水産技術総合センター
宮城県秋サケ来遊予測
今期も好漁の期待膨らむ
史上2位の前年やや下回るも300万尾を予測
宮城県水産技術総合センター内水面水試は2日、今シーズンの県内秋サケ来遊予測を発表した。
3つの予測手法を用い、海況などを勘案した結果、今期の来遊尾数は前年実績をやや下回る300万尾前後と予測。
同県の秋サケは平成20年に史上最高となる350万尾に迫る来遊を記録、昨シーズンも高い水準を維持し322万尾と一昨年に次ぐ過去2番目に高い来遊となるなど2年連続で300万尾の大台を突破しており、今期も豊漁が期待できそうな状況だ。
来遊予測は過去の放流・来遊尾数、年齢データを基に、従来からの平均年齢組成法、平均回帰率法に加えて今年度から採用した「優良種苗相関法(※注)」の3つの手法により計算。
この結果、平均年齢組成法で445万尾、平均回帰率法で310万尾、優良種苗相関法で318万尾と推定。
過去の予測と実績を比較すると、平成16年以降は平均回帰法の予測に近い尾数が来遊しており、新規の優良種苗相関法もこれと同等となった。
現在の海況にサケの来遊を妨げる要素はないが、昨年の3年魚が平年を下回る来遊尾数となっており、平成18年級群の資源がやや減少している可能性を考慮し、300万尾と予測した。
注※=「優良種苗相関法」
平成4年度から回帰を終了した年度までの2〜6年魚の優良種苗(体長5センチ以上で4月上旬までに放流。
A〜Dランクの4段階のうちAランクに当たる適期放流・適サイズの種苗)の割合と回帰率の相関から推定する方法。
長年にわたるデータ解析の結果、優良種苗割合と回帰率に高い相関があることが分かったため、新予測法として検討されている。
(週刊サケ・マス通信2010. 9月3日配信号に掲載)
参照url
宮城県水産技術総合センター