道定置協会が札幌市内で平成27年度定置漁業振興会議
厳しい輸出環境 国内消費重要に
<2015.12.18日配信号>
道漁連が今期秋サケ・魚卵製品の消流状況を解説
道内秋サケ定置漁業の一年を締めくくる北海道定置漁業協会(阿部滋会長)主催の「定置漁業振興会議」が12月15日札幌市内のホテルで開催された。
定置業者、増殖技術者、漁協役職員など全道の関係者多数が出席、道総研さけます・内水試が「平成27年度秋サケ来遊の特徴的事象と知見について」、水総研センター北海道区水産研究所が「耳石温度標識の調査によってどんなことが解ってきたか?」、道漁連が「秋サケ製品の消流状況について」、道漁業共済組合が「漁業共済および積立ぷらすの加入状況と支払見込について」と題してそれぞれ説明し、出席者は熱心に耳を傾けた。
この中で道漁連は「親、魚卵製品ともに昨年を上回る総供給量となる見込みの中、競合するチリ銀が増加の見通し、中国への輸出は非常に厳しい情勢となっている。親は国内消化が重要になるとともに輸出についても体制の再構築が必要で、高コストの卵製品は消費促進の継続が大切になる」と述べ、国内向けの冷凍フィレ生産を拡大するとともに「道産天然秋サケ」のPRを拡充するなど販売対策を強化していく意向を示した。
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冷ベニの大型搬入続く
=10月のサケ・マス類輸入実績=
<2015.12.11日配信号>
財務省貿易統計に基づく10月のサケ・マス類輸入は、引き続き搬入盛期となっているアメリカ、ロシアからの冷凍ベニを主体とした実績となり、総体で単月約2万4000トンと前年同月比で5割増とまとまった。
前月の9月には4年ぶりに月間1万トンの大台超えとした今期好調の冷ベニが10月も前年同月に比べて倍増の9000トン台を記録するなど、ロシア水域の操業禁止で揺れた春の流網不漁の余波から品薄が顕著な国内良品の隙間を埋めるような大型搬入となっている。
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不漁続く県南で単価平均700円台
=岩手県秋サケ折り返し=
<2015.12.4日配信号>
久慈、普代など県北は盛り返す
震災の影響に伴い厳しい操業が続く盛期の岩手県の秋サケ漁は、12月に入り折り返しの時期を迎えたが、県北を除いて前半戦の不振をばん回できずに後半戦へと突入した。
歳末繁忙期に加えて無い物高が重なり、浜値は顕著な不漁に終わった平成23、24年シーズンを大きく上回る高騰を続けており、11月末時点で定置物の平均キロ単価は604円と600円台に突入、不振が目立つ県南の釜石、大船渡では11月下旬でついに平均700円台にまで上昇、今後の漁模様次第だが、近年最高値の更新が確実な情勢となっている。
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2年連続全道10万トン台半ばで幕
=道内秋サケほぼ終漁=
<2015.12.1日配信号>
ボリューム不足/浜値高騰/シケ被害 今期も難しい操舵
道内の秋サケ定置網漁は12月に入り、えりも以西海区の噴火湾、道南など一部を除いてほぼ終漁した。11月30日現在の道漁連の集計では全道総計は約10万6000トンとほぼ前年並みの水揚げにとどまり、日高・胆振やオホーツク海西部など好漁に転じた一部を除いて今期も特に中盤以降のボリューム不足を強く感じさせる展開となった。
無い物高から浜値は終始高値推移し、不振の地域にとっては減産カバーに貢献したものの、盛期3度の大シケ被害で定置網関連の被害額が全道で100億円規模に膨らむなど、例年同様に定置業者、そして加工流通業者にとてっも難しい操舵を強いられるシーズンとなった。
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良品集荷に四苦八苦 厳しい歳末
=冬ギフト最前線=
<2015.11.27日配信号>
塩蔵サケ復権のチャンスも深刻な無い物高
歳末の冬ギフト・お歳暮商戦たけなわの時期に突入した。ここ数年、全般に比較的堅調が伝えられる歳末商戦だが、こと水産物に関しては例年にも増して厳しい情勢。北洋鮭鱒、毛ガニやタラバを筆頭に良品水産物の無い物高が深刻で、消費地筋は集荷と現物確保に四苦八苦の様相だ。
大手量販筋では今期もバラエティ豊かなカタログで塩蔵・熟成品を大きくPRしているが、贈答向けの王道・塩蔵秋サケにとどまらず、ロシア輸入産ベニやギフト向けとしては珍しい輸入養殖サーモンを一押しするスーパーも登場、趣向と工夫を凝らして何とか商戦成功をつかみ取ろうとの構えだ。
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岩手県で緊急種卵確保対策が発動
<2015.11.24日配信号>
中期採卵数、計画の9割未満に落ち込み海産親魚使用へ
震災の影響顕在化、盛漁期入りも深刻な回帰不振
盛漁期を迎えた岩手県の秋サケ漁は、シーズンを通して最も来遊が期待できる11月後半に入ったものの、想定以上に回帰不振が深刻な情勢。これまでの水揚げは前年同期に比べて4割強も少ない低調なレベルにとどまっており、平成22、23年の極端な不振に近いローペースと苦戦を強いられている。
今期は主群の4、5年魚が震災年級に当たりその影響が顕在化、種卵の必要量確保にも暗雲が立ち込めており、県さけ・ます増協および県定置協会は中期(11月11日〜12月10日)計画に対して採卵数が9割に満たない状況にまで落ち込んでいることから、このほど「海産親魚使用緊急種卵確保対策」を発動した。関係者一丸で必要量の確保に努める方針だが、今後計画の8割に満たなくなる場合には定置網の垣網を短縮するなどしてさらに親魚のそ上を促すなどの対応策を講じ、難局を乗り切る構えだ。
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意外に低い?!日本の関税率
=トピックス・関税特集=
<2015.11.20日配信号>
各国のサケ・マス類、魚介類の税率は千差万別
先のTPP合意を受けて大きくクローズアップされた「関税」。特にコメなど主要な農畜産物の一部に高い税率が設けられていることが大々的に報道されたことで、一般に「日本は関税の高い国」という印象を受けた人も多いはず。だが、実際のところは日本は世界的にみると比較的関税率の低い国の1つでもある。
ただし、大幅削減・撤廃となれば、水産業分野を含めた関連業態にとってその影響は少なくなく、今回のTPP合意に関しては水産業界として政府への対策・要望を含めて悪影響の打開、経営基盤強化に向けた取り組みが進められていくことになる。今回はあまり馴染みのない他国のサケ類を主体とした水産物の関税がどの程度に設定されているのかを調べてみた。
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=東北秋サケ漁=
「試練の年」不振ペースで盛期入り
<2015.11.17日配信号>
岩手県で前年比4割減 盛り上がりに欠く展開続く
11月後半を迎えて漁期を通して最も水揚げがまとまる漁本番シーズンへと突入した東北の秋サケ漁。ただ、今期は主群の4、5年魚いずれも震災の影響が懸念される「試練の年」に当たっており、ここまでの漁模様は太平洋側の主力3県ともに不振の様相を呈している。
将来の再生産を見据え、親魚と優良種卵の確保のためにも今後の盛り上がりが期待されるが、これまでのところ主力の岩手県を中心に不振ペースを脱せない厳しい情勢が続いている。
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採卵計画比84%、10億粒台に到達
=全道サケ捕獲採卵=
<2015.11.13日配信号>
親魚捕獲も順調、早くも前年最終実績を上回る
全道秋サケの捕獲採卵は、11月10日までの中期を終えて河川親魚の捕獲数、採卵数いずれも各地順調な進ちょくをみせている。
漁期中の3度にわたる台風・低気圧により沿岸の定置網に全道的な被害が発生、これに伴い一部では河川が氾濫するなど今期も親魚捕獲の現場は厳しい状況の中での作業が続いているが、これまでのところ親魚、採卵数ともに前年同期を上回る状況で総じて順調。
ただ、震災の影響が色濃くなりそうな本州太平洋エリアでは、盛期を目前にして回帰がペースダウンに転じており、将来の資源確保のための懸命の捕獲作業が続いている。
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道連合海区委員会集計10月末現在全道秋サケ漁獲速報
漁獲金額 前年比7%増の532億円
<2015.11.10日配信号>
平成18、19年に次いで近年3番目に高い水準
北海道連合海区漁業調整委員会が集計した秋サケ漁獲速報によると、10月末現在で全道の漁獲尾数は3115万尾、532億円となった。前年同期に比べて尾数で4%増、ようやく3000万尾台と前年に次ぐ不振ペースながら、漁獲金額では7%上回り早くも500億円の大台を突破、平成18、19年に次ぐ近年で3番目に高い水準とした。海区別では漁具被害と来遊不振でえりも以東が前年同期を下回っているほかは尾数、金額ともに前年を上回り、特にえりも以西が前年比3割増と好調を継続している。
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冷ベニ 4年ぶりの月間1万トン超え
=9月のサケ・マス類輸入=
<2015.11.6日配信号>
財務省発表の通関統計に基づく9月のサケ・マス類輸入実績は、搬入盛期の冷凍ベニを主体に単月でフィレ類含め2万2800トン、168億円とまとまった。アメリカ、ロシアから合計1万トン超えとなった好調なベニの搬入を背景に2カ月連続での2万トン超えで、前年同月に比べると数量で4割、金額で3割の大幅増となった。これで1月からの累計実績は18万トン、1416億円となり、縮小傾向を継続していた前年同期に比べて数量で1割増で推移している。(詳細記事については本誌のご購読をお願いいたします)
4年魚良好も中期は前年同様の低位
水試が道連合海区委で秋サケ来遊状況を報告
<2015.11.3日配信号>
第20期第17回北海道連合海区漁業調整委員会が10月30日に札幌市で開催され、この中で報告事項として関係機関から今期秋サケの沿岸漁獲の状況、親魚捕獲・採卵状況などについての報告が行われた。
この中で道総研さけます・内水試が前中期の来遊の特徴について発表、例年全体の5割以上を占める5年魚が少なく、漁期当初から多かった4年魚が6割を超える異例の年齢組成となっていたことを報告した上で「前期から好調な4年魚は中期も伸びが期待されたが、度重なるシケ被害などで漁獲は伸び悩み、正確な集計はまだだが中期は前年同様の低い水準にとどまる見通し」と見解した。【本誌10月20日号で一部既報】
オ海で再びシケ続き
全道秋サケついに昨対割れ
前年に次ぐ終盤の失速 最終実績全道10万トン台前半も
<2015.10.30日配信号>
後半戦、日本海側など一部地域によっては終盤に入っている秋サケ定置網漁は、オホーツク方面を主体に再び大シケが続き、先週末から今週半ばにかけてほぼ水揚げができない状態が続いた。網の確認にすら出られない浜も多く、例年にないほど不順な天候と強い波浪の影響でかなり効率の悪い稼動を強いられている。
良好な相場を背景にラストスパートをかけたいところだが、主力エリアでの断続的な操業が全道累計水揚げに直結。現在累計で9万6000トン前後にまで来たが、ここにきての完全なペースダウンに伴って今週初頭の25日にはついに若干ながら昨年対比で下回る水準に転じた。
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漁切れ 浜値一気に上げ基調に
=全道秋サケ後半戦=
<2015.10.26日配信号>
後半戦に入った全道秋サケ漁は10月半ば以降、漁切れが鮮明となり、それに伴い原料確保の動きから浜値が急上昇している。特にメスの上げ幅が大きく、Bは標津漁協で23日に高値1010円と今季初の4桁台を記録、各地で900円台中心に。オスも仕事買いムードでAは300円台中盤、Bも200円台後半と上げ基調を強めている。昨年来全般に高め推移している秋サケ浜値だが、今期の前年同様に漁の先細りに合わせて終盤に向けて価格上昇のパターンとなっている。
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3年連続500億円の大台「当確」
=道連合海区委集計全道秋サケ10日現在=
<2015.10.23日配信号>
道連合海区漁業調整委員会が集計した全道秋サケ漁獲速報によると、10日現在の沿岸漁獲実績は2433万7000尾、407億3100万円となった。前年同期に比べて尾数では3%の微増ながら、金額ベースでは8%増、30億円強も多い過去最多ペースで、この時期としては異例の早さの400億円台突破となった。
これで3年連続の全道500億円大台突破は「当確」。後半戦に大きく失速した昨年も、ここから160億円ほどの上乗せを記録しており、今後の漁模様と相場形成に左右されるが、最終的に500億円台後半も期待できる情勢だ。
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