2010.0924配信 今期の秋サケ最終水揚げは何万トン? 過去実績から推定すると…

投稿日時 2010-09-24 12:35:59 | カテゴリ: 誌面記事ダイジェスト

近年実績ベースにシュミレーションすると…

今期秋サケ最終水揚げは何万トン?


全道15万トン達成には日産2500トンのハイペース必要

道内の秋サケ水揚げは、平日の日量で全道2000〜3000トンレベルにまで緩やかながら拡大傾向に転じているものの、23日現在の累計は2万4000トンと、前年同期に比べて約4割の減少と依然として近年では最も少ない水準にとどまっている。

オホーツク方面をメインに前年を上回る水揚げにまで復調している地区も出始めているが、全道的にみればまだまだ盛り上がりに欠く展開。今月中旬までの沿岸水温は平年に比べてまだかなり高い状態となっており、水温低下に伴う漁の拡大が早期に期待されるところだ。

漁がなかなか上向かない中、最大の関心はやはり最終的な水揚げ量が「どのレベルに落ち着くのか」という点。近年実績をベースに今後の水揚げペースをシュミレーションしてみた。
近年の全道水揚げ実績をみると=下表参照=、9月下旬に差し掛かった現状から最終までの水揚げは来遊不振となった平成20年を除いてほぼ11万トンを超える水準で落ち着いている。今期も今後、この通常レベルの生産量があるとすれば最終実績は13万トン台となり、近年ではやや少ない水準ながら一定量が確保できる。
ただ、北洋での成熟の遅れや高齢化など何らかの要因で20年並みに少ない来遊となれば11万トン前後と近年では最も少ない水揚げで漁期を終える計算となる。












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