2010.0813配信 道総研水産研究本部が札幌で初の成果発表会 サケマス資源増殖などテーマに

投稿日時 2010-08-13 12:05:03 | カテゴリ: 誌面記事ダイジェスト

札幌で初の成果発表会開催

道総研水産研究本部

サケマス資源増殖などテーマに

地方独立行政法人北海道立総合研究機構水産研究本部(余市町・中央水試内)が主催する「平成22年度水産研究本部成果発表会」が6日、札幌市のかでる2・7会議室で開催され、出席した関係者ら多数が最新の研究成果について聴講した。

本発表会は、今年4月に道立試験研究機関が統合・新体制となって初めて開催されたもの。

開会に当たり吉川正基本部長があいさつ。
「本道の水産業は漁獲の不振、あるいは魚価の低迷で厳しい状況を強いられている。漁業生産をどのように確保していくのか、生産に関しては加工したものをどうコストダウンを図っていくのか、獲ったものや加工したものをどう売っていくかなど、多様な研究テーマに取り組み、ニーズに応えていきたい」と述べた。

当日は、資源増殖、加工利用、資源管理、サケ・マス資源、内水面資源の各部門の研究成果7つが口頭発表されたほか、7つの研究成果についてポスターでの発表が行われた。

サケ・マス関連では、さけます内水面水試さけます資源部の宮腰靖之氏が「最近わかってきたサケ属3種の増殖効果の違い―資源変動と増殖効果に影響する要因解析―」と題して、同水試内水面資源部の水野伸也氏が「健康で良質な増殖用サケマス種苗を生産する―サケ科魚類の健苗性に関する研究―」と題してそれぞれ口頭発表。

ポスター展示では同水試さけます資源部の佐々木義隆氏による「野生種サケはどれくらいいるのだろう―サケの資源再生産効果に関する研究―」、同水試内水面資源部の下田和孝氏による「絶滅危機種イトウの資源を復元する―北海道におけるイトウ資源の現状と保全に向けた研究―」などが発表された。
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