2010.0129配信 本誌主催の秋サケセミナーで各界専門家が講演

投稿日時 2010-01-29 10:50:29 | カテゴリ: 誌面記事ダイジェスト

本誌主催
定置網・秋サケセミナー 札幌で開催

=各分野の専門家を講師に参加者ら研さん=



本誌・週刊サケ・マス通信が主催する第1回秋サケ・定置網セミナーが25日、札幌市の第2水産ビル8階会議室で開催され、道内の定置網経営者、漁労メーカー関係者らが多数出席、各分野の専門家による講演で研さんを深めた。

午前の部は近年大きな問題となっている大型クラゲ関連の講演が行われ、まず「大型クラゲの来遊状況と対策などについて」と題して道立中央水産試験場海洋環境部主任研究員の宮園章氏が出現モニタリング調査の結果や生態、駆除や漁具改良に関する情報などを紹介。

続いて「大型クラゲ瞬間移送ポンプ〜DVD上映と機械説明」と題して日高町のメーカー・(株)赤井商会代表取締役の赤井哲矢氏が、「川原田式クラゲ除去装置〜DVD上映と機械説明」と題して昆布森漁協の幌内漁業生産組合船頭の川原田良己が、それぞれクラゲ除去システムの紹介を映像を交えながら行い、大きな注目を集めた。

また川原田氏は「船上秋サケ沖締め用考案ハサミの紹介と解説」として、創意工夫により自ら開発した簡単に船上で秋サケを活締めすることができる特性ハサミの紹介も行い、関心を集めた。
午後からは流通、生態、漁労関連の講演が行われ、秋サケを始めとする道産水産物の輸出事業大手の横浜冷凍(株)北海道水産事業部長の千田重賢氏が「秋サケ輸出の現状と今後の展望」と題して、伸びを示した今年度の秋サケ輸出に関して実情を詳しく説明。

北海道大学教授の上田宏氏は、数多くの研究成果に基づくデータを示しつつ、まだまだ分からないことの多いサケ・マス類の回帰行動を主体に「サケ・マス類母川回帰のメカニズムと新知見について」をテーマに講演した。

最後に魚網用防汚剤、船底塗料の大手メーカー・バッセル化学(株)取締役技術部長の大平朗氏が「防汚の観点からみた水産業」と題して、防汚の歴史や海外事情、検査のシステムなどに関して情報提供を行った。

参加者は各講演を熱心に聴講。講師への質問が多数寄せられるなど盛会となった。会場にはバッセル化学(株)の展示ブースも設けられ、出席者との交流・商談も進められた。
(続きは週刊サケ・マス通信誌面でお読み下さい)

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