宮城県の銀ザケ 存亡の危機打開へ価格回復が命題に

投稿日時 2013-02-15 10:23:46 | カテゴリ: 誌面記事ダイジェスト

存亡の危機打開へ価格回復命題に

宮城県の養殖銀ザケ

<2013.2.15日配信号>

風評被害緩和も依然チリ産に苦戦


 東日本大震災の発生からまもなく丸2年。壊滅的な被害からわずか1シーズンのインターバルで昨春出荷再開を果たした宮城県の養殖銀ザケだが、再出発初年度は原発事故による風評被害や大規模搬入で安値投売りされたチリギンの影響を受けて価格は史上最安値のキロ200円台にまで低迷。現地からは「再開どころか存亡の危機」との声が聞こえてくるほどの二重三重の試練に見舞われた。


今期1万トンを見込む 4月出荷本番

 今期は昨年よりもやや多い県内合計1万トンの生産が見込まれており、順調に推移すれば4月から走りの出荷が始まりそうだ。原発風評は少しずつ収束に向かっているものの、完全な払しょくにはまだ時間がかかりそうで、競合するチリ産は今期も大型搬入が見通されるなど苦戦必至の情勢。勝負となる今期は大幅に落ち込んだ価格の回復が命題となりそうだ。
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