放流稚魚 前年に続いて大幅縮小へ―岩手の秋サケ

投稿日時 2013-01-24 08:47:38 | カテゴリ: 誌面記事ダイジェスト

放流稚魚 前年に続いて大幅縮小へ―岩手の秋サケ

<2013.1.18日配信号>

秋サケ定置ほぼ終漁 2シーズン連続の大不振が確定


 岩手県の秋サケ定置網漁は、県南を主体に水揚げ継続中ながら、県北方面では網揚げとなる地区が多くなり、ほぼ終漁時期を迎えた。県内総漁獲は7000トン台半ば、定置網のみでみると7000トンに満たない水準と2年連続で過去にない大不漁が確定する中、懸案となっていた親魚確保・採卵についても非常に厳しい情勢となっている。


採卵数は10日現在で3億粒台半ばにとどまる


 今月10日現在の採卵数は県全体で3億6000万粒ほどにとどまり、すでに大きな上乗せが見込めない時期に入っていることから、来遊不振に加えて震災被害に伴うダメージがより顕著だった昨シーズンを若干上回る程度の低位にとどまる公算が強まり、これに伴い放流尾数は3億尾台前半と近年平均に比べて1億尾前後も減る見通しだ。

 2年連続の大幅ダウンは避けられず、さらに直接的な将来の漁獲低下につながるものとして大きな波紋を広げている。
 (詳細については週刊サケ・マス通信本誌をお読み下さい)




週刊サケ・マス通信OnLineにて更に多くのニュース記事をよむことができます
http://sakemasu.sp.land.to

このニュース記事が掲載されているURL:
http://sakemasu.sp.land.to/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=217