来遊不振の岩手でサケ海産親魚の移殖始まる

投稿日時 2012-12-07 11:03:38 | カテゴリ： 誌面記事ダイジェスト
来遊不振の岩手で海産親魚の移殖始まる

＜2012.12.7日配信号＞

サケ増殖事業開始以来の難局打開に向け関係者一丸

　岩手県の秋サケ漁は12月上旬の盛漁期最中も近年最低に落ち込んだ前年同期をやや上回る程度の水揚げ水準にとどまり、不漁ペースのまま後半戦に入った。

　厳しい来遊動向を反映して河川そ上親魚についても前年並みの低位のまま推移、再生産に必要な種卵の確保が極めて難しい状況に陥っている。増殖関係者はこのほど対応策を協議し、不足の際には海産親魚からの採卵で必要量を確保していく方針を決定、織笠など一部で親魚の移殖が始まった。

　サケ増殖事業の根幹を揺るがす震災余波と極度の来遊不振という過去にない難局に対して、ふ化場、定置業者ら関係者一丸で打開に当たる。
　（詳細については週刊サケ・マス通信本誌をお読み下さい）


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