全国秋サケ来遊 平年比3割減の4329万尾

投稿日時 2012-01-27 10:30:22 | カテゴリ: 誌面記事ダイジェスト

本州は平年比6割減の過去にない落ち込み
<2012.1/27配信号>

23年度の全国秋サケ来遊の全容がほぼ明らかに


 本州方面が水揚げの最終盤を迎えたことで、ほぼ全国的な今期秋サケの来遊状況全容が判明した。

 12月末時点の道県の集計に基づき水産総合研究センター北海道区水産研究所さけます資源部がまとめたところによると、沿岸水揚げと河川そ上数を合せた総来遊数は4329万尾で、少なかった前年同期に比べてさらに12%下回り、平年値(平成元年以降の平均)に比べると31%減と大幅な縮小傾向をたどっている。


原因究明が急がれる太平洋側の極端な不振


 北海道、本州エリアを通じて太平洋側での不振が極めて顕著な状況で、原因究明が急がれる事態。震災による施設被害に伴い特に岩手県以南で水揚げ、河川親魚が伸び悩んだことも影響。

 北海道エリアは過去10年間で最低、本州エリアも平成元年以降で最も少なく平年値のわずか35%の水準にとどまるなど、22年シーズンに続いて来遊不振がより鮮明となる結果となった。

 (詳しくは週刊サケ・マス通信本誌でお読み下さい)




週刊サケ・マス通信OnLineにて更に多くのニュース記事をよむことができます
http://sakemasu.sp.land.to

このニュース記事が掲載されているURL:
http://sakemasu.sp.land.to/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=152