岩手秋サケ 予測を6割下回る不振 震災との二重打撃

投稿日時 2011-11-25 09:13:39 | カテゴリ: 誌面記事ダイジェスト

予測を約6割下回る不振 震災余波との二重打撃
<2011.11/25配信号>

岩手秋サケ前哨戦

11月上旬で定置網5割が復旧

 
 最盛期を迎えた東北の秋サケ漁。主力の岩手県は震災の影響と来遊不振のダブルパンチで、好値に支えられつつも厳しい水揚げ状況が続いている。岩手県水産技術センターがまとめた回帰情報によると、10日現在の回帰数は76万尾、2171トンで、前年同期を4割下回り、当初予測を6割下回る不振。

 漁場の復旧状況は11月1日現在、大型定置87カ統中50カ統、小型定置48カ統中18カ統となっており、大型で57%、小型で38%、合計で5割、ほぼ半数の68カ統が稼動するに至っている。秋サケ盛期までに当初計80カ統前後の再稼動が目標に掲げられてきたが、一部で資材や漁船の手当てに遅れが出ていると伝えられる。

 こうした状況から漁獲努力量は例年よりも少ないものの、河川そ上率は前年と同様で、回帰率が少なかった前年をさらに下回る状況。沿岸水温についても表面水温が高めだった前年より低い推移となっており、高水温による来遊への影響は少ない。解析結果から同センターでは、平成19年級の4年魚の来遊が極端に少なく、18年級5年魚も低調で、この2つの要因で回帰が減少していると推察している。




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