平成23年度全道サケ・マスふ化放流計画<2011.04/15配信号>
サケ放流数は前年比300万尾増の10億1230尾
捕獲尾数3300万尾、採卵数は340万粒の増加
第19期第14回北海道連合海区漁業調整委員会が4月11日、札幌市内のホテルで開催され、この中で「平成23年度の全道サケ・マスふ化放流計画」が諮問され、原案通り答申された。
今年度の放流計画によると、サケの放流計画は日本海区北部地区で前年計画に比べ300万尾の増となり合計で10億1230万尾。
捕獲数はオホーツクで3500尾増、えりも以西で200尾減となり全道計3300尾の増、採卵数はオホーツクで350万粒の増、えりも以西で10万粒の減となり全道計340万粒増の計画。
同委員会は当初3月15日に開催が予定されていたが、東日本大震災の影響で順延されていたもの。
開会に先立ち、震災犠牲者の冥福を祈り黙祷が捧げられた。
本放流計画は民間と道が行うサケ・マスのふ化放流事業について道が策定するもので、これに今月から機構改革が行われた独立行政法人水産総合研究センター北海道区水産研究所(旧さけますセンター)が実施するふ化放流計画分(2月開催の国の水産政策審議会の答申を得て決定済)を合わせたものが総計となる。
基幹産業となるサケ・マス資源を造成する上でその根幹となるもの。
開会に当たってあいさつに立った安藤善則会長はこの中で震災被害に言及し「東北各県は甚大な被害が生じており、いまだにその被害の全容が把握できない状態が続いている。本道についても各種水産関連施設や多くの漁船に大きな被害が発生、3月末現在で被害額は300億円を超えると見込まれている。新年度を迎え復興対策が今後本格化していくが、国、道県、関連団体が連携して1日も早い復興・復旧を実現させ、住民が安心して暮らせて夢のある1次産業となることを願っている」と述べた。
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