誌面記事ダイジェスト
誌面記事ダイジェスト : 2010.1221配信 岩手県秋サケ2万トン割れも
平成12年を下回り、近年最低水準が確実に
岩手県秋サケ2万トン割れも
キロ単価は前年比6割高の425円にまで高騰
後半戦の操業が続いている岩手県の秋サケ漁は、12月半ばに入って一部地区で漁が切れ始めるなど、徐々に終盤の様相を強めてきた。
今期は北海道エリアと同様に序盤から終始低調な水揚げに見舞われ、盛漁期に向けて回復が期待されたものの、その後も前年実績に届くことなく一貫して不漁ペースで漁期を消化している。
12月10日現在の県のまとめでは、河川捕獲を含めた総来遊数は尾数で457万尾、重量換算で1万5000トンほどで、前年同期に比べて約4割減と極めて厳しい低位な水準に落ち込んでいる。
近年の漁獲動向をみると、12月上旬のこの時点までに最終漁獲の8割前後を終えているのが通例パターンとなっていることから、大量回帰時代を迎えた昭和末期以降では初の2万トン割れが想定される事態で、平成12年の2万3000トン台を下回る近年最低水準に落ち込むのは確実な情勢だ。
(続きは週刊サケ・マス通信誌面でお読み下さい)
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