全道漁獲速報　10日現在

秋サケ500億円の大台難しい情勢に

金額昨対３割減の265億円

道連合海区漁業調整委員会が集計した10日現在の全道秋サケ漁獲速報によると、漁獲尾数は前年比２割減の2342万尾、漁獲金額は同比約３割減の265億円となった。
９月末から10月上旬にかけての盛漁期に盛り返しをみせたが、前年に比べて尾数で上回ったのは好調なオホーツク西部・中部と日本海中部の３地区のみで、残る地区は総じて前年割れ。

特に太平洋側の不振が目立ち、えりも以東地区で半減しているほか、前年過去最高の水揚げとなったえりも以西の胆振、道南地区は大幅に実績を減らしており、主力の後期資源に期待がかかるも厳しい状況。


浜値は急上昇、メスは再び600円台に突入

14日現在の全道水揚げは重量換算で累計８万9800トンで前年に比べて２割減。今週は12日以降、日量2000トン前後にまで大きくペースダウンし、目に見えて縮小傾向が強まった。ここまで比較的安定していた浜値もこれを受けて再び上昇傾向。

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