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誌面記事ダイジェスト : 不透明感強く不漁傾向も 【春鮭鱒】今期は高値か
不透明感強く不漁傾向も
【春鮭鱒】今期は高値か
<2015.4.24日配信号>
4月15日に日本水域内の小型サケ・マス流網船の操業がスタートし、連休明けからはいよいよ沿岸の春定置によるトキシラズ水揚げが徐々に活発化。今年もまもなく春のサケ・マス商戦が本番時期を迎える。
近年、薄漁やコスト増などで厳しい操業と採算が続く日本水域に加えて、流網漁禁止法案問題に絡んでロシア水域の漁業交渉は遅延、さらに昨年からは従来5月上旬からだった操業始期が6月からへと短縮されるなど、生産面、流通面双方ともにいつにも増して不透明感が強い中での盛期入りとなりそうだ。
チリ銀相場の下落も絡み消費地は慎重な相場形成期待
本号では道水産物荷主協会が大手荷受・関係商社に実施したアンケートから「春鮭鱒」を紹介する。法案問題や近年の不漁傾向から今期は高値を想定する向きが多い中だが、下方修正が進むチリ銀を筆頭にマーケットで競合する輸入養殖物との兼ね合いから、需給バランスに見合った慎重な相場形成を望む声が大勢を占めた。
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