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誌面記事ダイジェスト : 道内秋サケ定置網漁が24日漁期入り
道内秋サケ定置きょう漁期入り
釧路・十勝、根室管内太平洋側エリアを先陣に
今シーズンの道内秋サケ定置網漁がきょう24日、えりも以東海区東部および西部地区の太平洋道東エリアを先陣に漁期入りした。
予測される総来遊数は直近10ヵ年で昨年に次ぐ低水準となる3852万尾、漁獲ベースでは重量換算で2年連続11万トン台も想定される中、今期も近年来遊不振の続く太平洋側を主体に厳しい操業が見込まれる。
在庫低位も流通は苦戦 追い風と逆風双方向から
来遊に大きな懸念を抱える一方で流通環境は震災の影響が色濃かった前年以上に不透明感が強い情勢にあり、親子ともに製品在庫が低位と決して悪い環境下にはない半面、氾濫する安値チリ銀との売り場での競合、改善の方向にあるとは言え未だに長引く輸出不振、高値と消費鈍化の狭間で苦戦の続くイクラ流通など、需給バランスが少しでも崩れると一気に商戦全体が苦境に転じる可能性のある過去に例のない難しい中でのシーズンインとなった。
(詳細については週刊サケ・マス通信本誌でお読みください)
漁期前の秋サケ混獲は良好 早くもメス浜値60も
太平洋側で顕著な近年の減少傾向を背景に来遊に関しては残念ながら厳しい見方が総論的だが、明るい材料としては今期も高位の来遊を維持しそうなオホーツク方面を主体に比較的早い時期から漁期前の混獲が良好に推移しているという点。
現地からは「不漁年のマスは全然ダメだが、サケはかなり早い時期から見えている。感覚として早くから揚がる年は良好な年になる」との声も聞こえており、期待が持たれるところだ。ただ、浜値はメスで600円台、オスも300円台などすでに高騰傾向も伝えられる。
(記事から一部抜粋)
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